
伊藤忠商事とIdein、エッジAI/IoT技術を軸にDX事業の共創を目指し資本業務提携
2022/12/23
伊藤忠商事株式会社と、Idein株式会社は、エッジAI技術を活用したリアル空間の行動データ可視化によるAI/IoT市場のエッジ領域の開拓に向けて、2022年12月15日に資本業務提携に合意したと発表した。
■本提携の背景
Ideinは、安価な汎用デバイスであるRaspberry PiによるエッジAI解析を可能にする技術力を持つスタートアップ企業だ。2020年には、その技術力を活用し、AI/IoT開発・運用プラットフォーム「Actcast」を開発した。利用者は「Actcast」を通じて安価なデバイスによる画像や音声の高度な解析が可能となり、DX等システムの導入・運用コストを大幅に削減することが可能だ。これまでに大手小売や通信キャリア、鉄道等に「Actcast」を通じたエッジAIサービスを提供している。
両社はこれまで、伊藤忠商事グループ最大の消費者基盤である株式会社ファミリーマートと、伊藤忠商事とファミリーマートの合弁会社である株式会社ゲート・ワンと共同で、ActcastのAIカメラを活用した顧客行動分析等の開発を共同で推進してきた。具体的には、伊藤忠商事グループで推進してきた全国34都道府県・合計3,000店のファミリーマートの店内にデジタルサイネージ・メディア「FamilyMartVision」を設置する事業において、Actcastを搭載したAIカメラを一部採用することによりプライバシーに配慮した広告効果測定の基盤を構築している。