浜松市で在留外国人向けにオンラインによる就労支援サービスの試験運用が開始　

浜松市は、世界的な企業や高度な技術を有する地域企業・スタートアップなどが立地する産業都市で、人口のうち外国人市民は約3.2％（約25,000人）を占めるなど、製造業を中心とした産業集積地の労働現場に多くの外国人が就労しているという。同市は、年々増加する在留外国人に新たな就業機会を提供するために、市内の中小企業等を対象に外国人留学生のインターンシップ参加の支援や、外国人の雇用、就労に関する総合支援をワンストップで実施するなど、様々な取り組みを行っているとのことだ。

自治体の就労DX支援を推進する同社は、浜松市が運営する「ファンドサポート事業」における令和3年度の交付金事業者として採択された。今回、同市における外国人労働者の就労支援のために、LINEを活用したSNSやAIを活用したキャリア支援プラットフォームを構築し、国家資格を持ったキャリアコンサルタントによるオンラインを中心としたキャリア相談、相談したユーザーに合った職業の紹介サービスの試験運用を開始する。また本サービスでは、AIによる翻訳機能を活用し、同社としては初めて多言語（日本語、英語、ポルトガル語、ベトナム語の4カ国語）に対応した就労支援相談サービスを提供する。