AIチャットボット「Alli」、ChatGPTを活用した企業向け回答自動生成型検索サービスをリリース

Allganize Japan株式会社は、AIチャットボット「Alli」の新機能として、OpenAI社のChatGPTを活用した企業向けの回答自動生成型の検索サービスをリリースすると発表した。

■背景

対話型のAIサービスであるChatGPTは、人間のような自然なやり取りで論文作成、翻訳など様々なタスクをこなすことで注目を集め、リリースから約2ヶ月で1ヶ月あたりの利用者数が1億人を突破しており、ChatGPTの業務活用を検討する企業も増えているという。一方で、GPT-3.5は2021年までの公開データで学習されたAIモデルであるため、最新情報などが反映されておらず、事実関係が不明な情報の中でも自然に応答することなどが課題として指摘されている。また、回答の情報ソースを指定できないことも企業内における活用検討での課題となっているとのことだ。

■本ソリューションの特長

Alliの新機能では、ChatGPTの対話型の分かりやすさを活かしたまま、企業活用に求められる「情報ソースの指定と絞り込み」「社内情報への対応」「最新情報への対応」を実現したという。
出典元:プレスリリース
ChatGPTはインターネット上に広く公開されている情報を元にしているため、真偽に懸念がある情報を回答として提示するケースが現時点で課題とされているが、Alliの新機能では特定の情報ソースを追加、指定することや絞り込みを可能としたことで、確度の高い回答を提示することができる。また、回答の精度や事実関係を確認できるよう、回答の情報ソースとなる文書やWebサイトをプレビュー表示できる機能を搭載している。

マニュアルや社内規則といった企業内で利用する社内ドキュメントを検索対象とすることができる。これにより、会社特有の質問に対しても、AIが適切に回答できるようになる。Excel、PowerPoint、PDFなど複数のフォーマットに対応しており、社内に存在する多くのドキュメントを検索対象とすることが可能だ。

新機能では、最新情報を検索対象に含めることができ、時間経過に伴って変化する情報であっても同情報を参考に回答を提示する。

■新機能の概要

質問者は知りたいことを自由に入力して検索すると、AIが大量の情報から必要な情報を探し出し、結果を総合的にわかりやすく要約して提示するとともに、回答の情報ソースを提示する。
出典元:プレスリリース

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