三菱UFJ信託銀行が実施する分散型IDの実証実験共創パートナーとしてmonoAI technologyが参画

monoAI technology株式会社は、三菱UFJ信託銀行株式会社が実施するメタバースにおける分散型ID(DID/VC)の実証実験に、共創パートナーとして参画すると発表した。また、本実証実験はmonoAI technologyが開発しているメタバースプラットフォームを通じて行われる。

■実証実験の背景

現在、様々なサービスの利用者はID管理が煩雑な状態にあり、特定の企業にID管理の権限や個人情報が集中することによる情報漏洩やなりすまし等のリスクが高まっているという。その課題解決にあたり、デジタル社会では利用者が必要な情報(個人又は法人情報、運転免許証、学歴・職歴等)を選択して事業者に提示する仕組みが重要視されているとのことだ。そのなかで分散型IDという、分散型台帳(ブロックチェーン)を活用した、中立的で特定の企業に依存しない考え方が広まっており、国際標準規格として検討が進んでいる。分散型ID管理の実用性検証のため、実証実験を行うとのことだ。

分散型IDの認証・認可
出典元:プレスリリース
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■実証実験の概要

本実証実験では複数のメタバースを利用する利用者や個人クリエイターを想定し、三菱UFJ信託銀行はNTTデータの分散型ID管理基盤を活用のうえ共通認証規格を構築する。また、三菱UFJ信託銀行は証明機関として利用者の本人確認を行い、本人に電子的な証明書を発行する。利用者らはメタバースを利用する際に電子的な証明書から必要な情報を選択し、HIKKYおよびmonoAIに提示する。HIKKYおよびmonoAIは利用者らが提示する情報を分散型台帳で検証することで、証明書を発行した三菱UFJ信託銀行に問い合わせることなく本人の真正性を確認する。本実証実験では共通認証規格によって事業者単位で発生する利用者登録の煩雑さやなりますし等を解消し、安心・安全にメタバースを利用できる仕組みを検証する。
出典元:プレスリリース

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