「予測AIカオスマップ2023」が公開

株式会社アイスマイリーは、各業界のDX推進の支援の一環として、需要や売上、健康や株価を予測するAIツールをまとめた「予測AIカオスマップ2023」を2023年3月29日に公開したと発表した。掲載数は合計115サービス。

本カオスマップは「予測AIを試したい」という人から「最新の予測AIツールを探している」「予測の精度を上げたい」という人に向け、同社が独自の主観で115の製品サービスを取りまとめ、マッピングしたものだ。
出典元:プレスリリース

■予測AIカオスマップ 作成の背景

近年、デジタル化の波が押し寄せ、データ活用の重要性に注目が集まっている。2020年12月、経済産業省は小売・卸業向けに最新の需要予測AI導入ガイドを公開した。ガイドでは、多くの企業が直面する課題は、人手不足・生産性など多岐に渡るが、AI技術は生産性改善だけでなく、従業員満足度の向上・技術継承促進と若手の育成・IT人材の採用など、様々な経営課題の解決へつながり得るとしているという。また、昨今では新型コロナウイルスの感染拡大の予測を過去の感染者数の推移や人流データ等を用いて行われるほか、2022年にはソフトバンク社が日本気象協会と小売店や飲食店向けに日々の来店客数を予測するAIの共同開発を行うなど依然として注目は高まっているとのことだ。

予測をするには、さまざまな要素が複雑に絡み合うため、従来は長年の経験や担当者の勘に頼るといった属人的な手法で行われることが大半だったという。しかし、今後の人口減少社会においては、これまで経験者の肌感や勘に頼っていたやり方から脱却し、「いかにデータを活用し正確な予測を立てながら、ビジネスにしていくか」というスキルが、企業・個人、どちらにとっても求められていくとのことだ。属人的な手法に頼らず、より精度の高い予測を実現するため、AI・人工知能を活用した新たなソフトウエアやシステムが次々と誕生している。予測AIの製品・サービスにはツールによって機能や実現できる内容に違いがあるので、自社の課題は何か、どのような結果を実現したいのかという観点から、それぞれのツールの違いを充分に比較検討することが重要だという。本カオスマップは、2021年に公開したものから、13サービスを追加し、調整を行ったカオスマップとなっているとのことだ。

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