新たなライフスタイルと出会うことができる体験型VR「360Media」がリリース

「360Media」は、ユーザーの「好奇心に寄り添い、新たなライフスタイルと出会える」ことをコンセプトにしたVR空間だ。さまざまなライフスタイルをテーマにした空間の中で、新たな気付きや発見が生まれる場であり、複数社の商品を一つの空間に集め、業種・業態を超えたコラボレーションを実現したという。空間内はアウトドアやアートなどのライフスタイルごとに「トピック」という空間にわかれており、「トピック」はさらにシチュエーションごとに複数の「テーマ」で構成されている。ユーザーは、興味のあるライフスタイルを「トピック」から選択し、さらに「テーマ」から自身の状況や思考に近いと感じるシチュエーションを選ぶことができる。リリース時には「キャンプ・アウトドア」、「アート＆カルチャー」の2つの「トピック」が用意されており、「キャンプ・アウトドア」からはCAMPHACK監修の「バンライフ」、「アート＆カルチャー」からはマガジンハウス監修の「MIG（エムアイジー）」という「テーマ」を楽しむことができる。

多種多様なテーマをより感覚的なVR空間で、手軽にWebブラウザから楽しむことができるサービスだ。またVR空間のコンテンツは、その道のプロフェッショナルとも言えるメディア企業をパートナーにしているとのことだ。

①「バンライフ」：CAMP HACK監修
「バンライフ」とは、テントを使わず車中泊でキャンプを行うスタイルで、より身軽に移動できることでキャンプ場周辺の自然や施設を楽しむことができる。「360Media」の「バンライフ」空間では、360°に広がるVRのキャンプ場で、キャンプ場到着からバンライフのメインとなる車中泊までの1日の流れを追体験できる。「CAMP HACK」おすすめの商品を昼や夜のアクティビティ別に見ることができる他、空間に掲載された全ての商品の閲覧ができるギアショップなどを楽しむことができる。

②「MIG」：マガジンハウス監修
「MIG」とは「Magazinehouse Institute of Good life」の略で、マガジンハウスが学びの新しい形を提案するために創設した、誰でも無料で参加できるVR上の学校だ。ユーザーがより身近に感じられるよう銀座にあるマガジンハウス本社の「上」に増築するというコンセプトのもと、建築家の谷尻誠氏が空間設計を担当した。「人生を豊かにするヒント」を学ぶことができる「MIG」の講義は、POPEYE、BRUTUS、Hanako、GINZAといったマガジンハウスの4誌が考案。ファッション、アート、料理など、それぞれが得意な分野を生かした講義を準備しており、3つに分かれた空間でそれぞれ異なる講義を動画形式で体験できる。

「MIG」は大きく3つの空間に分かれており、それぞれ異なるコンセプトを持っている。それぞれの空間でコンセプトに沿った講義を動画形式で体験できる。

・「MIG」倉庫 Depot
コンセプト：「知」を蓄積する　集約する
専門家の生きた知恵やこれまでの暮らしの歴史を集約する倉庫のような場。ここでは、先人の偉大な「知」を享受できる座学が行われ、自身の中にも「知」が蓄積される。

・「MIG」洞窟 Cave
コンセプト：「知」を掘り下げる　深める
得られた「知」を自らの思考を通して深めたり、誰かと語らうことで「知」を探究できる、洞窟のような空間。有機的で自然のようなパブリックスペースで、一人ひとりが思考を深められる場だ。

・「MIG」実験室 Laboratory
コンセプト：「知」を試行する　実践する
「知」は実践することで自分にとって確かなものとなる。ワークショップやフィールドワークを通して、より実践的に試行を繰り返すことができる実験室のような場だ。