脳にいいアプリ、ChatGPTを活用した高齢者が困りごとを気軽に相談できる「なんでも相談」機能を提供へ

株式会社ベスプラは、同社が運営する、脳科学に基づいて脳の健康維持をサポートするスマートフォンアプリ「脳にいいアプリ」で、2023年7月よりChatGPTを活用した高齢者が困りごとを気軽に相談できる「なんでも相談」機能を提供すると発表した。

現在、高齢者の単独世帯は全世帯の28.8%に増え、高齢者の「孤独」が社会問題となっているという。また、昨今、デジタルデバイド問題(情報格差)と呼ばれる、高齢者自身が情報を得たくても、デジタルを通じての情報獲得が困難なケースが多く、例え、デジタル情報にアクセスできたとしても、情報精査が適切にできないと、詐欺情報や不要なサービスにアクセスしてしまう危険性も課題となっているとのことだ。

■ChatGPTによる「なんでも相談」機能の提供

出典元:プレスリリース
「脳にいいアプリ」は、高齢者の脳と体の健康維持を目的として、東京都八王子市・渋谷区など複数の自治体に導入されるなど、日本国内において12万人以上が利用しているという。また、ChatGPTは、2022年11月にOpenAI社によってリリースされた高性能なAIチャットツールだ。様々な質問に対して高度な回答ができることで、世界中から注目を浴びている。これらを組み合わせることで「高齢者の心のケア」と「情報格差の解消」を目指すサービスとして、高齢者の疑問や困りごとを、いつでもAIに相談できる「なんでも相談」機能を提供するとのことだ。

脳にいいアプリに蓄積されたユーザーの「地域・属性・興味・体調・活動」データを活用し、ChatGPTに対してユーザーへのできるだけ適切な回答を促し、また利用における「安全性」を向上させるために相談や回答は同社で機械的な監視を実施する。これにより、脳にいいアプリユーザーは、自身の相談をローカライズおよびパーソナライズされた安全な提案として、いつでもどこでも受けることが可能となる。

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