ChatGPTとOCRを活用した紙チラシDXサービス「チラデジ」が開発
PIAZZA株式会社は、ChatGPTを活用して自治体発行の紙資料を自動でWeb公開できる、自治体向けDXシステムとして、紙チラシDXサービス「チラデジ」を開発したと発表した。
◾︎開発の背景
同社が自治体とのネットワークを活かして課題のヒアリングを進めると、「地域団体や町会などから多種多様なチラシが持ち込まれるが管理方法が煩雑になってしまう」「街に設置されている公共掲示板を住民が見ているのか不明」などの声があったという。一方で住民からの声として「デジタル化が進む中でスマホやパソコンで情報収集ができる環境を求めている」などの課題も挙げられていたとのことだ。実際に同社の調査においても、住民がWeb上で見たい地域情報の1位は「おでかけ先などのイベント情報」という結果となったという。
そこで、これまでの自治体との連携実績や現場の課題を直接ヒアリングできる環境にあった同社として、課題解決に向けてChatGPTを活用した紙チラシDXサービス「チラデジ」の開発に着手し、β版の完成に至ったとのことだ。
◾︎紙チラシDXサービス「チラデジ」概要
「チラデジ」は、紙のチラシや市区町村の広報などのアナログデータをデジタルデータに変換できるDXサービスだ。主に3つの特徴がある。
1.「ChatGPT」と「OCR」を利用している
写真データの紙チラシの内容を「OCR」が読み取り、自動で「ChatGPT」により概要が要約され、データとして保管される。
2.カレンダー公開機能がついている
読み取られた日付は自動的にカレンダーに登録されるので、自治体も住民もスマホやパソコンで情報の閲覧・管理がしやすくなる。
3.操作がシンプルなので誰でもできる
写真を撮るだけでWeb上のカレンダーに公開されるため、自治体側も専門的スキルが不要な上、住民側からもイベント情報をインプットできるので、情報の流量増加・コミュニティへの相互貢献につながり、地域活性が期待できる。