「プロンプトエンジニアリング試験」が提供開始

株式会社ギブリーは、企業が効率的にプロンプトエンジニアリングスキルやAIリテラシーを持つエンジニアの採用、既存社員の教育を行うためのサポートをする「プロンプトエンジニアリング試験」を、コーディングテストツール「Track Test(トラック・テスト)」の新たなコンテンツとしてリリースしたと発表した。

■背景

ChatGPTを始めとした大規模言語モデル(LLM)に限らず、生成AIは様々な分野でその有用性が高く評価されている。例えば、画像生成技術を用いた商品の3Dプレビュー、高解像度画像生成技術を用いた医療画像の改善、音声合成技術を用いた音声アシスタントなど、生成AIは日常生活やビジネスに深く関わっているという。既に海外の求人市場では、それらを最大限に活用できるプロンプトエンジニアリングの専門性を持った人材に4500万円の年俸を出すケースも見られるほど、評価は高くなっているとのことだ。日本においても、先駆けとなる企業が採用や教育を始めているという。このような背景を踏まえ同社では、「プロンプトエンジニアリング試験」を開発したとのことだ。本試験は、ChatGPTのようなLLMを用いたアプリケーション開発(API利用)や、業務改善システムの構築をするエンジニアの採用、既存社員のAIリテラシー教育を支援することを目的としており、受験者のプロンプトエンジニアリングの習熟度を測定することが可能だ。
出典元:プレスリリース

■特長

本試験は、全世界で累計50万人のIT技術者に受験される「Track」のコンテンツ開発チームによって、プロンプトエンジニアリングに関する体系的な解説資料として知られるオープンソースプロジェクト「Prompt Engineering Guide」等を元に作成された。プロンプトに関する基礎知識やGPT-4など特定のAIモデルの特徴、テクニック、注意点等、AIから有用な回答を引き出すために必要な知識・スキルをどれくらい保有しているのかを測定する。

同社では、「Propmt Engineering Guide」に則り、AIの活用度や業務内容、求められるスキルと、想定される職種を体系的に整理。今回の「プロンプトエンジニアリング試験」は、主に、ソフトウェア開発に携わるIT技術職を対象とした、中級者向けの試験となっている。

■概要

概要:
Prompt Engineeringを中心として、LLMについての広範かつ先端技術に追従するための基礎知識を持っているかを測る試験。

ジャンル:
・Prompt Engineering Guideに則ったChatGPTなどのLLMの利用方法
・基本的な機械学習の全体像
・GPT-4を始めとする最先端のLLMについての技術文書を適切に読解するための知識
・画像生成など異なるモーダルの生成AI

設問数:
全40問

本試験の対象者:
・Prompt EngineeringやLLMを取り巻く基礎知識を網羅的に把握すべきビジネスリーダー
・LLMの性能を最大限引き出しながらアプリケーション開発を行うエンジニア
・LLMを用いて業務改善システムの構築をするエンジニア 等

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