支援者へのリターンをNFT化するクラウドファンディングプラットフォーム「BloomPad」がローンチへ

microverse株式会社は、顧客やファンと長期的に繋がれるクラウドファンディングプラットフォーム「BloomPad」を2023年7月にローンチすると発表した。

BloomPadは、クラウドファンディングプロジェクト実施者が支援者に提供するリターンをNFT化することで、「顧客やファンと長期的な繋がりを構築できる」クラウドファンディングプラットフォームだ。商品の優先購入権や割引券、宿泊権、ライブの参加権など、あらゆる権利をNFT化してリターンとすることで、以下が可能となる。
・顧客/ファンが権利を活用することで、継続的な関係構築ができる
・権利がNFT化されているため、顧客/ファンは第三者に簡単に自身が保有する権利を譲渡や貸与できる
・付与される権利の人気が高まるに連れて、NFT自体の資産価値も向上し、顧客/ファンのインセンティブに繋がる
出典元:プレスリリース

◾︎BloomPadの特徴

1.特典付きNFTを簡単に発行し、顧客/ファンと長期的な関係構築を実現
BloomPadでは、特典内容を設計するだけで簡単にNFTを発行し、顧客/ファンに届けることができる。NFT自体の資産価値も向上させながら、顧客やファンとの継続的な関係構築が可能だ。

2.NFT保有者に特典を提供する機能が充実
顧客/ファンとの長期的な関係を構築するために、以下のようなサポート機能を提供している。
・NFT保有者へのメール送付機能
メールの送付直前に、NFTを保有しているかを自動でチェックし、NFT保有者だけにメールを送付できる。優先予約の案内や、特別なイベントへの招待、プロジェクトの進捗の報告等をする際などに活用できる。
・NFT保有者限定のサイト構築機能
BloomPadの機能を使うことにより、既存のECや予約サイトと簡単に連携し、NFT保有者限定のサイト構築や割引等の提供が可能だ。NFT保有者に対して、特別な購買体験や予約体験を提供する際などに活用できる。
・オフラインでのNFT保有確認機能
BloomPadから発行されたQRコードを設置しておくだけで、NFTを持っているかどうかを簡単に確認することができる。旅館やホテル、飲食店、イベント等の受付など、NFT保有者限定のオフラインコンテンツを提供する際などに活用できる。

3.ウォレットや暗号資産不要で、顧客/ファンにNFTを届けられる
BloomPadでは、メールアドレスとパスワードでログインするだけで、自動的にウォレットを作成することが可能だ。NFTならではのアプリは一切不要なため、顧客やファンに簡単にNFTを届けることができる。また、BloomPadのウォレットは、外部のサービスにも接続が可能で、NFTならではのプラットフォームを跨いだ体験提供も可能だ。さらに決済についても、暗号資産決済はもちろん、クレジットカード等の法定通貨決済にも対応している。
出典元:プレスリリース

◾︎背景

同社は2022年2月の事業開始以来、多数のプロジェクトに関わりながら様々なNFTの活用方法を見出してきたという。NFTは、二次流通市場が存在することで生じる資産性や、保有時期や数量等の証明ができることによるアイデンティティ証明、インターオペラビリティといった特性を持っており、このような特性はユーザー体験の向上に大きく寄与するということを、多数のプロジェクトで実証してきたとのことだ。そしてこのような特性を最大限活かすことで、「長期的に顧客やファンと関係構築をしていくことを目指したクラウドファンディング」という手段を実現できるのではないかという結論に至ったという。

既存のNFTプロジェクトの多くは、実現したい未来を提示し共感を集め、市場から資金と応援者を集めながらプロジェクトを推進している。一方、既存のNFT市場においては、ユーティリティが不明確であることに主に起因して、NFTの資産性が担保されにくいという課題があるという。ユーティリティが明確なNFTの取り扱いをメインとしたプラットフォームを構築することで、NFTによるクラウドファンディングを民主化し、NFT市場の課題を解決しつつ、顧客/ファンと共に日本から世界に羽ばたく新たなコンテンツ創出を加速させるべく、BloomPadのローンチに至ったとのことだ。

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