withコロナ時代になり、出社の重要性も改めて理解され始めており、そのような現代では、リアルにより近づけたオンライン交流の場の需要は拡大している。同社では、他企業に先駆け、コロナ禍以前からリモートワークの研究を開始。国内でのコロナ拡大に先行してリモートワークを導入し、リアルワークとリモートワークを融合したメタバース空間で業務を行う「メタワーク構想」を進めていた。その中で浮き彫りになったのが3つの課題だという。1つ目はコミュニケーションの課題、2つ目は資産や施設の予約管理の課題、そして3つ目は、これらを解決するため複数のツールを併用することにより、煩雑さに加え動作の遅さなどが生産性を制限してしまうといった課題とのことだ。コロナ禍で急速なリモート化を余儀なくされた多くの企業が、このような課題に直面していることを確認。その中で同社では、これまで最先端技術を用いてシステム開発を行ってきた実績と、蓄積されたAI技術のノウハウを活かし、メタワークを後押しするサービス「AI メタルーム」の開発に着手していた。本サービスはwithコロナの現在だからこそ顕在化したリアルにより近いオンラインの場の需要の増加にも応えることが可能とのことだ。
「AI メタルーム」は、オンライン空間でのコミュニケーションと実物資産・データ資産の一元管理の2つの機能が融合したメタワークサービスだ。リアルとバーチャルの強みを活かし、場所・時間にとらわれずに質の高い業務を行うことができる。
・ハイブリッドワーク前提のバーチャルオフィス空間により、シームレスなコミュニケーションが可能
リアルワークとリモートワークが共存したオンライン空間によって、メンバーの様子を即座に把握でき、コミュニケーションをとることが可能だ。書置きのように活用できる伝言メモ機能・個別通話・バーチャル会議など、バリエーション豊かなコミュニケーション手段が用意されているため、相談内容や相手の状況にあったコミュニケーションを取ることができる。
・資産・情報の一元管理機能
リモートワークで業務が滞りがちな会議室などのオフィス設備、備品の利用状況確認、予約のほか、社則などのマニュアル・契約書・帳簿といった文書の一括管理が可能だ。また、これらのすべてを網羅的に検索でき、ビジュアルイメージとともに表示する。