MIXI、インドのスタートアップ企業を対象に約75億円規模の投資活動の開始を決定

株式会社MIXIは、同社の投資子会社を通じて、インドのエンターテインメント領域を中心にtoCサービスを展開するスタートアップ企業へ50百万米ドル(約75億円)規模の投資活動を開始することを決定したと発表した。

◾︎背景と目的

インドは人口が約14億人で、生産年齢人口は2050年近くまで増加が続くと予想されているという。人口増加とともに、スマートフォンの利用者も急増しており、保有率は人口の約50%に達したとのことだ。また、スマホ利用者の増加に牽引され、スマホを核とするデジタルエンターテインメント市場が急速に成長しており、スマホゲーム市場においてはFY2027までに市場規模が1兆円に達すると見込まれているとのことだ。

同社は新たな収益の柱の構築や既存事業とのシナジー創出を目的に、FY2019〜FY2022の4年間で総額約700億円の投資を実行してきた。パーパスに合致する成長事業やサービスに広く投資をおこない、数多くのシナジーを生み、事業の拡大に寄与しているという。また、FY2023〜FY2025の3年間においては、300〜500億円のM&A・資本業務提携を計画しているとのことだ。新興国を含む海外への投資にも注力し、グローバルでの事業創出やシナジー強化を目指している。この計画のもと、市場の成長が著しいインドへ投資するとともに、同社がこれまで培ってきたデジタルエンターテインメントなどのtoCサービスにおけるアセットや知見を活かすことで、投資先企業とのシナジー創出を図るとのことだ。

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