「中小企業の経営に関する実態調査」第三弾が発表
2023/9/14
フォーバルGDXリサーチ研究所は、中小企業の経営者645人に「中小企業の経営に関する実態調査」を実施したと発表した。
中小企業経営者に自社の課題について聞いたところ、1位に「新規顧客拡大」が挙げられ、53.6%が課題と感じていると回答した。2位以降は、「物価上昇」(33.0%)、「後継者不足」(31.8%)、「資金繰り」(31.3%)だった。
上のように、「新規顧客拡大」を課題に感じている中小企業が多い中、新事業を行いたいかに関しては、「行いたいと思っており、準備を進めている」「行いたいと考えている」を合わせて、63.4%と6割以上が新事業創出を検討していると分かった。
新事業を行う上で重要だと思う要素を聞いたところ、1位が「持続可能性」(49.5%)、2位が「利益性」(43.3%)、3位が「市場の成長性」(31.6%)となった。
DXツールの整備状況について聞いたところ、「インターネット回線」は91.6%、「社用PC」は90.7%と9割以上の企業で整っているものの、収支状況などを把握する「バックオフィス系ツール」は24.0%、「マーケティング系ツール」は6.7%しか利用されていないという結果となった。また、「WEB会議ツール」は57.1%、「WEBコミュニケーションツール」は52.7%と約半数、「営業系ツール」は14.3%の導入率だった。
社内でDXを推進できる人がいるか聞いたところ、1位が「社長」となった。
DXを推進していくにあたり、利用を検討している外部サービスについて聞いたところ、「特になし」が最も多く約3割となった。検討している人の中では、「コンサルティングサービス」(20.2%)が最も多く、次いで「DX関連サービス」(16.3%)となった。
調査主体:フォーバル GDXリサーチ研究所
調査期間:2023年6月12日~7月11日
調査対象者:全国の中小企業経営者
調査方法:ウェブでのアンケートを実施し、回答を分析
有効回答数:645人