「中小企業の経営に関する実態調査」第三弾が発表

フォーバルGDXリサーチ研究所は、中小企業の経営者645人に「中小企業の経営に関する実態調査」を実施したと発表した。

新型コロナウイルスの影響など昨今の情勢から、経営が厳しいという中小企業も多く、その打開策として新事業を考えている経営者も多くいるという。利益を出し、長く続けられるような良い新事業を生み出すためには、収支状況や市場動向などあらゆる観点から事業を判断する必要がある。また、たとえ良い事業でもアナログで効率の悪い進め方や原価が多く出てしまう方法では、利益が出ない。加えて、様々なサービスが市場に飽和している中、新しいサービスを生み出すためにはDX化が必要になるという。こうした背景から、今回は中小企業経営者の新事業に対する考えと、DX状況を調査したとのことだ。
出典元:プレスリリース
・Q1. あなたの会社で課題に感じていることを教えてください(複数選択可) 。
中小企業経営者に自社の課題について聞いたところ、1位に「新規顧客拡大」が挙げられ、53.6%が課題と感じていると回答した。2位以降は、「物価上昇」(33.0%)、「後継者不足」(31.8%)、「資金繰り」(31.3%)だった。
出典元:プレスリリース
・Q2. 将来、新事業を行いたいと思いますか。
上のように、「新規顧客拡大」を課題に感じている中小企業が多い中、新事業を行いたいかに関しては、「行いたいと思っており、準備を進めている」「行いたいと考えている」を合わせて、63.4%と6割以上が新事業創出を検討していると分かった。
出典元:プレスリリース
・Q3.新事業を行う上で、重要だと思う要素は何ですか(複数選択可) 。
新事業を行う上で重要だと思う要素を聞いたところ、1位が「持続可能性」(49.5%)、2位が「利益性」(43.3%)、3位が「市場の成長性」(31.6%)となった。
出典元:プレスリリース
・Q4.DXを推進していくための環境として、あなたの会社で整っているものについて教えてください(複数選択可)。
DXツールの整備状況について聞いたところ、「インターネット回線」は91.6%、「社用PC」は90.7%と9割以上の企業で整っているものの、収支状況などを把握する「バックオフィス系ツール」は24.0%、「マーケティング系ツール」は6.7%しか利用されていないという結果となった。また、「WEB会議ツール」は57.1%、「WEBコミュニケーションツール」は52.7%と約半数、「営業系ツール」は14.3%の導入率だった。
出典元:プレスリリース
・Q5.社内でDXを推進していくことができる人はいますか。当てはまる人をお選びください(複数選択可)。
社内でDXを推進できる人がいるか聞いたところ、1位が「社長」となった。
出典元:プレスリリース
・Q6. DXを推進していくにあたり、利用を検討している外部のサービスはありますか(複数選択可)。
DXを推進していくにあたり、利用を検討している外部サービスについて聞いたところ、「特になし」が最も多く約3割となった。検討している人の中では、「コンサルティングサービス」(20.2%)が最も多く、次いで「DX関連サービス」(16.3%)となった。
出典元:プレスリリース
アンケート概要
調査主体:フォーバル GDXリサーチ研究所
調査期間:2023年6月12日~7月11日
調査対象者:全国の中小企業経営者
調査方法:ウェブでのアンケートを実施し、回答を分析
有効回答数:645人

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