TXP Medical、透析業務支援システム「透析DX」を新開発
2024/1/29
TXP Medical株式会は、病院業務支援システムのラインナップの一つとして、急性期病院の透析室向けの新システム「透析DX」を開発、リリースしたと発表した。全国に先駆け、広島県の安芸太田病院にて11月より利用が開始されているという。
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■透析業務におけるこれまでの問題点
一部の透析専門クリニックや総合病院では、コンソールモニターの情報がカルテに連携され、透析チャートまで一元化する透析専門の部門システムがある一方、中小規模病院の透析部門では、このような透析部門システムやカルテ連携費用が高額なことから、手書きでのデータ転記を行う施設も少なくない。今後予測される、透析患者数の増加により、医療従事者の負担増大もこのままでは避けられないという。
■透析DXを利用した透析業務支援
この記録をスピーディーに行うために、本システムでは、スマートフォンで透析コンソールモニターを撮影し、OCR(Optical Character Reader、光学的文字認識)機能でモニター上の数字を数値データに変換していくとのことだ。
この数値データを電子カルテに転送することで、手入力することなく簡単に電子カルテにデータが入力されるという。入力した情報は、透析記録形式での印刷も可能とのことだ。本システムの医療特化型OCRは、国内透析業務に利用されている大半のメーカーのコンソールモニターに対応しているという。