勤務先での生成AI活用に対して肯定的な人は否定的な人の2倍以上【GMOリサーチ&AI】
2024/6/17
生成AIツールは利用率が減少するものもある中、「ChatGPT」は3か月前より13.4ポイント増加
Contents
- ■調査サマリー
- ■調査概要
- ■調査結果
- 生成AIの認知と利用状況(2023年11月~2024年5月の比較)
- 生成AIの認知率は3か月前と比較して1.0ポイント、利用経験率は0.3ポイントの上昇に留まる
- 最も利用されている生成AIツール(2024年2月時点と2024年5月時点の比較)
- 最も利用されている生成AIツールは「ChatGPT」が61.8%
- 生成AIツールは利用率が減少するものもある中、「ChatGPT」は3か月前より13.4ポイント増加
- 生成AIの業務活用における捉え方(2024年5月時点)
- 勤務先での生成AI活用に対して肯定的な人は否定的な人の2倍以上
- 取引先の生成AI活用に好感を抱く人が32.5%、好ましくないと考える人が15.7%
- ■総論
■調査サマリー
・最も利用されている生成AIツールは「ChatGPT」が61.8%
・生成AIツールは利用率が減少するものもある中、「ChatGPT」は3か月前より13.4ポイント増加
・勤務先での生成AI活用に対して肯定的な人は、否定的な人の2倍以上
・取引先の生成AI活用に好感を抱く人が32.5%、好ましくないと考える人が15.7%
■調査概要
・調査地域 :日本国内
・回答者数 :1,105名
・調査対象 :15歳以上の男女
・調査期間 :2024年5月20日
・調査方法 :オンライン調査
(※1)パネルとは、アンケート協力の承諾を得ている会員一人ひとりであるモニターの集合体。
(※2)2023年11月 1回目調査 URL:https://www.gmo.jp/news/article/8724/
2024年2月 2回目調査 URL:https://www.gmo.jp/news/article/8882/
■調査結果
生成AIの認知と利用状況(2023年11月~2024年5月の比較)
生成AIの認知率は3か月前と比較して1.0ポイント、利用経験率は0.3ポイントの上昇に留まる
利用状況についても、「使ったことがある人」(日常的に使っている・ときどき使っている・ほぼ使わない)が33.8%と、今年2月の33.5%と比較して0.3ポイントの増加に留まった。
最も利用されている生成AIツール(2024年2月時点と2024年5月時点の比較)
最も利用されている生成AIツールは「ChatGPT」が61.8%
生成AIツールは利用率が減少するものもある中、「ChatGPT」は3か月前より13.4ポイント増加
2024年2月の調査と共通している生成AIツールを比較すると、多くのツールで利用率が減っている中、「ChatGPT(OpenAI)」は13.4ポイントも利用率が増えている。「ChatGPT(OpenAI)」については、2024年5月13日に新モデル「GPT-4o」が発表され、応答速度の向上や、日本語における能力向上、APIの利用料金が従来の約半分になるなど、大幅なアップデートがあり、利用増加の一因と考えられる。
(※3)選択肢は、検索エンジンやSNS等の複数ソースで共通して頻出している一般的な単語やフレーズと自由回答を設定し、複数回答可能としている。
生成AIの業務活用における捉え方(2024年5月時点)
勤務先での生成AI活用に対して肯定的な人は否定的な人の2倍以上
取引先の生成AI活用に好感を抱く人が32.5%、好ましくないと考える人が15.7%
次に、仕事における取引先での生成AIの業務活用についてどのように捉えているかたずねたところ、好感を抱く人(とても好ましい・どちらかといえば好ましい)は32.5%、好ましくないと考える人(どちらかといえば好ましくない・全く好ましくない)は15.7%と、好感を抱く人の方が約2倍と多いものの、AI活用を好ましくないと考える人もある程度いることが分かった。
■総論
勤務先における生成AIに対する捉え方の調査においても「わからない」が最も多く、今後の生成AIの利用と普及には、知識向上と理解促進が重要と考えられる。