産学官連携でサービス開発音声会話型生成AIを活用した認知症予防会話サービス
2024/8/8
~AIが繋ぐ、高齢者の笑顔と記憶~
Contents
この状況に対応するため、横須賀市は、音声会話型おしゃべりAIアプリ「Cotomo」を開発したStarley株式会社および脳科学研究を行っている学術機関と協力して、生成AI技術を活用した認知症予防のための新たなサービスの開発を開始する。今回の取り組みは、認知症予防において「会話」が重要な役割を果たすことに着目している。
Starley株式会社の高度な音声会話生成技術を活用し、24時間365日、いつでもどこでも本当に人と話しているような体験を提供するとともに、その認知症予防効果を、脳科学研究を行っている学術機関が、医学的知見から検証する。
この取り組みや、検証結果は、生成AIの活用や認知症予防の新たな一歩であり、横須賀市だけでなく、日本全国の高齢者がいつまでも元気で安心して過ごせる未来に向けての新たな一歩であるとも思っている。
※2「厚生労働省:令和6年5月8日 第2回認知症施策推進関係者会議資料」
■開発中のサービス(会話 AI サービス)イメージ
https://youtu.be/VFXSY3Q9kpQ
■開発中の会話AIサービスの概要
1. 高度な音声会話生成技術により、タイムラグのない、自然な会話が可能
2. 昭和時代のニュースをAIに追加学習させることで、高齢者の思い出ばなしを促進できる
■会話AIサービスの利用により想定される効果
1. 会話というコミュニケーションを行うこと自体による効果
2. 過去の記憶を呼び起こすことによる効果
※予防効果の検証については、脳科学研究を行っている学術機関で医学的見地から行う。
■産学官の役割分担
これまでの生成AI活用の知見を活かしたサービス開発への協力
試験利用を行う市内介護施設等との連絡調整
●Starley
サービス開発の主体
●脳科学研究を行っている学術機関
医学的見地からの効果検証
※Starleyと効果検証の委託契約を締結予定。
■スケジュール(予定)
10月 市内施設等での試験利用開始・学術機関等での効果検証
12月 学術機関等での効果検証の終了
3月 市内介護施設等での試験利用終了
⇒ヒアリング、アンケート等によるサービスへのフィードバック