カヤック、総務省による「地域おこし協力隊の戦略的広報」に係る総合企画・運営事業を受託
2024/10/4
〜国内最大級の移住スカウトサービス「SMOUT(スマウト)」の豊富な知見を活かして総務省と連携し、協力隊の応募者数増加と活性化を図る〜
Contents
※1 2024年10月3日時点。
・「SMOUT」公式サイト https://smout.jp/
■背景と目的
一方、カヤックは2018年6月より、移住に興味のある人や地域とつながりたい人と、地域の人とをマッチングする移住・関係人口促進のためのWebサービス「SMOUT」を運営している。中でも地域おこし協力隊の採用に関しては、カヤックオンラインイベント「地域おこし協力隊フェス」での応募促進、自治体向け協力隊採用セミナーの開催など、多種多様な形で協力隊の施策を展開して多くの採用成功例を重ね、「協力隊といえばSMOUT」というブランドを確立した。これらの実績が評価され、本事業の受託に至った。
総務省と協業体制を築くことで、カヤックでは本事業の目的である地域おこし協力隊の増加のほか、自治体の受入体制づくりやミスマッチの解消など、制度自体の進化・強化をともに推進していく。
※2
・総務省「令和5年度 地域おこし協⼒隊の隊員数等について」(令和6年4⽉5⽇)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000941085.pdf
・総務省「松本総務大臣閣議後記者会見の概要(令和6年4月5日)」
https://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/01koho01_02001336.html
■具体的な取り組み内容と今後の展開
1.「SMOUT」の強みを活かしたオンラインイベントを開催
また、50代以上の退職後のセカンドライフを検討する「グッドエルダー層」を対象に、「50歳からの地域貢献」をテーマにしたオンラインイベントも開催予定である。
イベント情報はビジネスパーソン向け情報サイト「DIAMOND online」でも紹介する。同サイトは、読者の約6割が40代~50代、さらに7割が都市圏(関東・関西)に住むビジネスマンである。この読者層に加え、移住への関心が高い「SMOUT」ユーザーを含めることで、さまざまな段階にある移住検討者の参加を促す。
2.大手メディアやサービスとのタイアップイベントを開催
<タイアップ予定のメディア>
① 20代〜40代の、新たなキャリアを模索中の “ネクストキャリア層” × <オンライン経済メディア「Business Insider Japan」>
・「Business Insider Japan」公式サイト https://www.businessinsider.jp/
【イベント概要】
人口減少、過疎化、高齢化……「課題先進国」と言われる日本、そして地方圏での可能性を見出すウェビナーを開催予定。地域社会に希望を見出し、持続可能な新しいモデルをつくろうと奮闘している有識者の展望や地域で働く実例を、移住や複業、起業に挑む人々のリアルなエピソードを通じて紹介する。地域に関心のある方は必見。
開催日時:11月中旬実施予定
②20代〜40代の、地方移住に憧れを持つ “キャリアシーカー層(※)” × <日本最大級の求人情報サイト「バイトル」>
※積極的にキャリアを追求し、新たな職業機会やキャリアアップを目指している人々
・「バイトル」公式サイト https://www.baitoru.com/
【イベント概要】
都心部在住の移住に興味のあるバイトル利用者は、移住と移住先での就職に対する不安を抱えている人が多い傾向にある。地域おこし協力隊の制度紹介、実際に隊員となった方の体験談やトークセッションを通じ、移住・就業イメージを持つきっかけになるイベントを、ウェビナー形式で開催する。
開催日時:1月下旬実施予定
その他のメディアでも、ターゲットに即して積極的に情報発信を図っていく。
3.新たな魅力あるWebコンテンツの作成
例えば、「SMOUT」が毎年リリースする「地域系サービス・メディアカオスマップ」(※3)のフォーマットを活用して地域おこし協力隊の募集情報を整理したり、協力隊への疑問を一問一答形式でわかりやすくまとめたコンテンツの制作を予定している。
また、協力隊になるまでのステップを気軽に読めてSNSとの相性も良い漫画コンテンツにすることで具体的なイメージを描けるよう後押しするとともに、SNSのフォロワーやリピーターの増加にもつなげる。
4.Webサイト「JOIN」の改修
■「SMOUT」の地域おこし協力隊に関する実績
これまでの施策例
地域おこし協力隊に興味を持つユーザーを対象に、「地域おこし協力隊フェス」を2021年10月から11月にかけて、約1ヶ月半に渡り開催。フェスでは、参加者が現場で活躍する協力隊員のリアルな声を聞き、地域の実情を深く理解できる場を提供した。また、地域とのマッチングをサポートするプログラムや、オンライン面談・選考のステップを含む一連のプロセスを通じて、応募を促進するための支援を行った。
②「自治体向け協力隊採用セミナー」の開催
「なかなか応募につながらない」「求める人材に出会えない」といった課題を抱える自治体の地域おこし協力隊の採用担当者向けに、課題解決のためのセミナーを開催した。このセミナーでは、総務省および各自治体の担当者が登壇し、応募者の傾向や、地域が求める人材と効果的に出会う方法、さらにミスマッチを防ぐための重要なポイントについて、具体的な事例を交えながら解説した。本セミナーを通じて、各自治体がより効果的な募集活動を行うための実践的な知見を提供した。
③「地域おこし協力隊図鑑」の連載
「SMOUT」のオウンドメディア「SMOUT移住研究所」(https://lab.smout.jp/)では、各地で活躍する地域おこし協力隊員にインタビュー取材を行い、その記事を掲載している。取材記事では、地域と真摯に向き合う隊員たちが抱くさまざまな思いや夢、着任までの経緯、そして着任後のリアルな体験を詳しく紹介している。これにより、協力隊に興味を持つ方々が応募を検討する際に参考となる貴重な情報を提供している。