静岡トヨペット、RPA導入で1,858時間の工数削減を実現
2019/6/7
静岡トヨペットは、社員によるRPA開発チームを立ち上げ、エル・ティー・エスのチームが中心となって、RPAの適応業務の選定、業務フロー見直し、RPAの開発、運用・保守を進めている。
立ち上げ当初は、共同で取り組みを推進し、徐々に自走体制に移行した。LTSとRPA開発チームが開発したRPAにより、対象業務に関わる社員工数の1,858時間を削減するとともに、それにより創出された工数を更なる業務改善に投入できるようになり、加速度的な業務改善が期待されている。
静岡トヨペットは『静岡県をもっと元気に楽しく!』を掲げ、自動車販売店という枠を超えた「楽しい暮らし」「絆」「人の財(たから)」づくりの活動に取り組み、お客様に車を通じた幸せ体験を提供する。
同社は近年働き方改革に取り組み、クラウドサービスや、ペーパーレス化など先進IT技術を採用し管理機能業務の効率化を実現している。
さらなる業務効率化を目指し、業務アセスメントによる業務最適化とRPA導入および、高度化する先進IT技術の利活用を目的とした社員の人材育成を実施し、同社内にRPAを自走で運用していくためのRPA開発チームを立ち上げた。
LTSは、静岡トヨペットRPA開発チーム向けにRPA人材育成トレーニングを実施し、同社社員自身による運用体制構築の基礎作りを支援した。
静岡トヨペットでは、お客様提供価値の向上を通じた競争力強化を目指して、業務の効率化・自動化による現場接点強化に取り組んでいる。
RPAの対象となる業務に携わる社員を中心にRPA開発チームを立ち上げ、IT専門社員ではなく実質業務を熟知した社員がRPAの保守・運用を行うことで、法規制やITインフラ環境等の変化に応じたRPAの改修事案や、RPAの停止等のトラブルが発生した際の迅速なトラブル対応体制を実現した。
現在、業務担当者のRPA開発・保守領域は限定的だが、今後はRPAの対応部門を拡大していく。