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高度な自動運転技術を持つ日産自動車!車種ごとの特徴や魅力を紹介

自動車メーカー各社による自動運転システムの開発が激化しています。そんななか2020年4月に改正道路交通法や改正道路運送車両法が施行され、自動運転レベル3の走行が現実的になっています。そこで日産自動車の高度な自動運転技術や特徴をご紹介します。
自動運転技術は、ドライバーと車が担う運転動作の比率や、テクノロジーの到達度、走行可能エリアの限定度合いなどによって、レベル0からレベル5の6段階の「自動運転レベル」に分類されています。レベル0〜2では運転の主体は人間で、自動運転の技術はあくまで運転の補助や支援にとどまります。しかし、レベル3以上になると、運転の主体がシステム側に変わり、実質的な「自動運転」となります。

2017年にドイツのアウディが「Audi AIトラフィックジャムパイロット」というレベル3に相当するシステムを搭載した量産車の「Audi A8」を発売しましたが、当時、各国の法整備は自動運転に対応しておらず、レベル2に相当するADASを実装しての販売を余儀なくされたという歴史があります。その後、日本政府が2019年3月に「道路運送車両法の一部を改正する法律案」及び「道路交通法の一部を改正する法律案」を閣議決定し、2020年4月に両改正案が施行されたことで、自動運転レベル3の車両が公道を走行することが可能になっています。2020年11月11日にはホンダが世界初となる自動運転レベル3の型式指定を取得し、2020年度内に自動運転システムを搭載したレジェンドの発売を予定するなど、いよいよ本格的な自動運転の時代が迫っています。

同じく国内メーカーの日産自動車も高い自動運転技術を持っており、動向が注目されています。そこで日産自動車の自動運転技術の特徴や魅力について解説します。

日産自動車の自動運転技術「プロパイロット」とは?

日産自動車は、現在市販車に自動運転レベル2の技術を搭載していますが、それがプロパイロットです。一定速度域でインテリジェントクルーズコントロールやハンドル支援を行うというものですが、2019年9月のスカイラインからは、第2世代となるプロパイロット2.0が搭載されています。特徴的な機能はハンドルから手を離しての運転が可能となるハンズオフで、一定条件下における高速道路の同一車線内で実行することができるというものです。

高速道路における自動運転を実現するもの

プロパイロット2.0は複数の車線のある高速道路において、ナビと連動して設定したルートを走行し、ドライバーが前方に注意しながら、道路や交通、自車両の状況に応じて、直ちにハンドル操作ができる状態にある限りにおいて、同一車線内でハンドルから手を離すハンズオフが可能になるという運転支援システムです。

車両に搭載されている7つのカメラや5つのレーダー、GPS、そして3D高精度地図データの情報を活用することで、周囲の車両の動きをリアルタイムで検知することで、ハンズオフを実現する仕組みだと言います。日産自動車によると、今後は2021年に発売を予定している電気自動車(EV)「アリア」など高価格車には「プロパイロット2.0」を標準装備し、それ以外の新型車には「プロパイロット」を標準装備するとしています。

自動運転レベル2に該当する

プロパイロット2.0のような部分的に運転が自動化された車両で、アクセルとブレーキ操作による前後の加速や減速の制御と、ハンドル操作による左右の制御の両方をシステムが担う場合、自動運転レベル2に該当すると考えられています。ドライバーは常にハンドルを握れる体勢を取っておくことで、走行中のハンズオフが認められます。

なおプロパイロット2.0では、ダッシュボード上にドライバーの様子を監視するためのドライバーモニターカメラが設置されており、ドライバーが前方を注視しているかはもちろんのこと、まぶたを閉じていたり、よそ見をしていると判断すると警告音が鳴る仕組みになっています。もしも、何度も警告しても、ドライバーに反応がなかったら、システム側は緊急事態が発生したとみなして、緩やかに減速して、自動停止までを行います。運転を単にサポートするだけではなく、操作にも関与するシステムになっているため、プロパイロットを自動運転レベル2.5と評する人もいます。

自動運転レベルのごとの特徴を把握しておこう

自動運転では、SAEによる6段階の自動運転レベルへの理解が欠かせません。各レベルには定義があり、それぞれどんな状態を示しているのか解説していきます。

自動運転レベル0

新型車をのぞく、現在、路上を走っている車の多くはレベル0です。ドライバーがすべての動的な運転タスクを実行している状態を指します。従来の車にも速度超過やライトの点灯など、さまざまな予防安全システムが搭載されていますが、システムが警告を発するだけのものは、車の制御に影響を与えないため、自動運転レベルは0とみなされます。

自動運転レベル1

レベル1は、運転支援技術が搭載された車を指します。アクセルとブレーキ操作による前後の加速や減速をシステムが制御、もしくはハンドル操作による左右の制御のどちらかの監視・対応をシステムが担っており、残りの監視・対応はドライバーが行うような車です。たとえば、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)という高速道路などで使用されるような、あらかじめ設定した速度で自動的に加減速を行うことで、前を走る車に追従する技術がありますが、これはレベル1に相当します。また、緊急自動ブレーキや、車線を逸脱したことを検知するとステアリング操作をアシストする車線維持支援(LKAS)もレベル1に該当します。

自動運転レベル2

レベル2は、部分的に運転が自動化された車両で、アクセルとブレーキ操作による前後の加速や減速の制御と、ハンドル操作による左右の制御の両方をシステムが担うことになります。ただ、運転の主体はドライバーで、システムはあくまで運転を支援する役割に止まります。そのため、ドライバーは常にハンドルを握って、運転状況を監視操作することが求められます。こうした事故を未然に防いだり運転の負荷を軽減したりするための先進運転支援システムは「ADAS(Advanced driver-assistance systems)」と呼ばれており、ADASの機能が向上して、障害物を100%検知し、100%正しい判断を下し、100%正確な制御を行うレベルに達すれば、完全なる自動運転技術が確立したことになると言われています。

国内外の自動車メーカーの自動運転技術はこのレベル2に達しており、各社がそれぞれ独自の技術を搭載した自動車を販売しています。日産のプロパイロット、トヨタのトヨタセーフティセンス、ホンダのホンダセンシング、BMWのパーソナルCoPliot、メルセデスのインテリジェントドライブ、テスラのオートパイロットなどがこれに該当します。

自動運転レベル3

レベル3は条件付き運転自動化を意味し、運転の主体がドライバーからシステム側に変わる点で、レベル0〜2と大きく異なります。厳密にいえば、このレベル3からが自動運転です。ただ、一定の条件下ですべての運転操作をシステムが行いますが、緊急時にはドライバーが運転操作を担うことになっています。

自動運転レベル4

レベル3では緊急時にはドライバーが運転操作を行うため、ドライバーはすぐにハンドルを握れる体勢を取ったり、安全に走行できているか、道路の状況や周囲の車などに注意を払っておく必要がありますが、レベル4になると「限定領域内」という言葉がつきますが、すべての操作はシステムが行います。限定領域内とは“高速道路内”や“平均時速50キロメートルの都市環境”など、自動運転が走行できるエリアを限定することを意味しており、あらかじめルートが決まっている路線バスや、空港内など特定の地域内を走行する送迎用のバス、広大なテーマパークなど商業施設内の交通手段となる小型タクシーといった移動サービスとの相性が良く、開発が進められています。なお自動運転レベル4は「高度な自動運転」と呼ばれています。

自動運転レベル5

自動運転レベル5は完全な自動運転を指し、走行エリアの限定がなく、いまの車と変わらず、どこを走行しても問題ありません。運転はすべてシステムが担当するため、ドライバーが不要になるだけではなく、ハンドルやアクセル、ブレーキなど運転席を設置する必要がなく、車内の空間デザインの自由度が格段に増すと言われています。そのため車内での過ごし方もいまとは全く異なることが予想され、テレビを見たり、打ち合わせをしたり、ひとつの居住空間のような形になると言われています。

【2020年版】自動運転技術を搭載した日産の車種を紹介

日産自動車は今後発売する全新型車に簡易な自動運転機能を標準装備すると発表しています。高価格車ではプロパイロット2.0による高速道路での手放し運転が、低中価格車では前方車の追従が可能となります。ここでは現在の自動運転技術を搭載した日産の車種を紹介します。

セレナ

ミニバンサイズのセレナの全車種には360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)が標準装備されています。そのため死角になりやすい後側方や後方からの車の動きを検知することができます。またプロパイロットやインテリジェント アラウンドビューモニターをオプション装備することが可能です。

エクストレイル

エクストレイルではグレード別にプロパイロットが設定されており、高速道路でのアクセル、ブレーキ、ハンドル操作をサポートしてくれます。また、車線を逸脱すると、警告音とともにブレーキを制御することで車両をもとの車線内に戻すような力を短時間発生させ、クルマを車線内に戻すようドライバーのステアリング操作をアシストするインテリジェント LIが、グレードによって設定されています。

新型日産リーフ

電気自動車の新型日産リーフにはプロパイロットと、駐車をサポートしてくれるプロパイロット パーキングがグレードによって装備されています。インテリジェント アラウンドビューモニターやインテリジェント ルームミラー、インテリジェント オートライトシステムといった装備もあります。

スカイラインに搭載されている「プロパイロット2.0」とは?

2019年9月のスカイラインから搭載されているのは第二世代のプロパイロット2.0です。ハンドルから手を離しても運転が可能となるハンズオフの利用が可能で、一定条件下における高速道路の同一車線内で実行することができます。

ナビと連動した運転アシストが可能

またプロパイロット2.0ではナビで目的地を設定するとアクセルやブレーキ、ステアリングを自動で制御しながら、ルート上にある高速道路の出口まで運転支援をしてくれる機能も実装されています。

ハンズオフドライブが実現

車両に設置してあるカメラ、レーダー、GPSのほか、3D高精度地図データなどを活用して自車位置の把握を行いながら、周囲の車両の動きをリアルタイムで検知することで、ハンズオフでの滑らかな運転が可能になるといいます。

利用できる高速道路が決まっている

複数車線がある高速道路でハンズオフが利用でき、対面通行の高速道路や、トンネル内、急カーブ、料金所や合流地点の手前などでは、ハンズオフを利用することができません。

高度なセンシングが魅力

プロパイロット2.0の安全性を支えているのは、高精度地図データと360°のセンシング技術です。自車位置の把握を行いながら、周囲の車両の動きをリアルタイムで検知することで、同一車線内のハンズオフを可能にし、さらに前方車の速度に応じて、システムが追い越しを提案することもあります。その際には、ハンドルに手を添えてスイッチを押すだけで車線変更を支援してくれます。

プロパイロット機能を利用する際の注意点

プロパイロット2.0は自動運転の装置ではなく、あくまで運転を支援するための機能です。そのため、ドライバーは常に周囲の状況や車両の動作に注意しながら、ハンドルやブレーキ、アクセル操作を心がける必要があります。また、側方にいる車両には反応しないため、側方にはより注意を払うことが大切です。

あくまで運転席にはドライバーにある

プロパイロット2.0はレベル3の自動運転技術ではないため、運転の主体はドライバーにあります。もしも事故が起こったときにはドライバーの責任となるため、これまで通り、運転には細心の注意を払う必要があります。

周囲の環境によっては駐車位置を正しく認識できないことも

駐車をサポートしてくれるプロパイロット パーキングといった機能もありますが、周囲の環境によってはセンサーがうまく反応せず、駐車位置を正しく認識できないこともあります。最後の確認は目視で行うことが大切です。

プロパイロット機能の利用方法をよく理解しておく

機能や特性を理解して、正しく利用すれば安全なドライビングをサポートしてくれますが、センサーを過信すると、事故を起こしてしまう可能性があります。あくまで安全をサポートしてくれる補助として利用することが大切です。

日産自動車の自動運転技術を知っておこう

日産自動車には「プロパイロット2.0」や「360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)」といった高い安全技術があります。今後も自動運転技術を搭載した新型車が登場するはずです、動向から目が離せません。

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