電子マネーとは?その特徴やクレジットカードの違いなどを解説!
2021/2/8
電子マネーを使用すれば、日々の生活をより豊かにできます。近年ではキャッシュレス化が進み、多くの電子マネーサービスが開発されました。しかし、その使用方法などに疑問がある方も多いです。今回はそんな電子マネーについて詳しく解説していきます。
Contents
電子マネーとは?
しかし、電子マネーがどのようなものか分からずに悩んでいたり、クレジットカードとの違いが知りたいという方もいらっしゃると思います。
電子マネーを利用すればよりスピーディーにお金を精算することができたり、ポイントの還元を受けることができるため、日々の生活をより豊かにすることが可能です。以下では電子マネーの概要やクレジットカードの違いについて詳しく解説していきます。
これから電子マネーを利用しようかお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
そもそも、電子マネーって何?
カードを利用する電子マネーはありますが、必ずしもカードが必要になるわけではありません。カード式の代表例としてはSuicaやWaonカードなどがあり、カードがない例としてはお財布ケータイなどが挙げられるでしょう。
また、QRコードを用いて決済を行うPayPayやLine Pay等は近年有名になってきています。このように様々な種類の電子マネーが存在しており、その利便性の高さから今後も様々な場面での活躍が期待されています。
クレジットカードとはどう違う?
例えば、クレジットカードでは、使用する際に一度クレジットカード会社が代理として支払いを行い、利用者は後でお金をまとめて支払うことになります。このような形式をポストペイ型と呼び、クレジットカードにおいてはこの方法のみとなっています。
それに対し電子マネーでは、プリペイド型と呼ばれるスマホのアプリや、持っているカードにお金をチャージして使用するタイプのものもあります。またクレジットカードと同じように使ったお金を後で支払うポストペイ型も利用することができ、様々なタイプが存在しているのが特徴となっています。
このほかに、審査においても違いが見られます。電子マネーでは利用するために審査は必要になりません。しかしクレジットカードを利用する際には審査を受けなければならないということも大きな違いでしょう。これらのことから電子マネーの方がクレジットカードよりも容易に利用することができ、使用する際の難易度も低いことがわかります。利用する際にはこの違いをおさえておくことが大切です。
電子マネーの使い方は?
カードで使用する場合は、まず電子マネーの加盟店に行きカードを手に入れる必要があります。セブンイレブンや鉄道外車、イオン系列などのお店に行けばそれぞれの店舗に応じたカードを発行することが可能です。カードを入手する際には各ウェブサイトをチェックしておくようにしましょう。
カードを入手することができればその場でチャージし、すぐにでもお店で好きなものを買うことができます。電子マネーを使う際は、最初こそ緊張することもあるかもしれませんが、使い続けると慣れてくるためその利便性の高さを実感することができるはずです。
電子マネーの3つの支払い方法
プリペイド式
手動でチャージするものもありますが、カードによってはクレジットカードからオートチャージできるものも存在しているため、それぞれの好みに応じて形式を選択すると良いでしょう。
ポストペイ型
この時、クレジットカードのポイントも増やすことができるためお得です。また、クレジットカードだけではなく電子マネーの種類によってはデビットカードも連動させることができるため、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
デビット型
電子マネーのメリット・デメリット
電子マネーのメリット・デメリット | |
メリット | デメリット |
・ポイントが貯まる ・店舗側は売上を拡大できる
・スピード感ある決済が可能
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・チャージしたお金を現金化できない ・電子マネーの入金が手間
・加盟店数が少ない
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メリット
ポイントが貯まる
電子マネーを利用して還元されるポイントは、買い物をする際にそのまま使用することが可能です。例をあげれば、nanacoなどの支払いでは200円使うたびに1ポイント貯まり、その1ポイントは1円分としてnanacoでの支払いにそのまま利用することができます。
このようにポイントが貯まる事は利用者側からしても非常にメリットとなるでしょう。ただしポイントの貯まり方などは電子マネーによっても異なりますので事前に確認しておく必要があります。
店舗側は売上を拡大できる
これは、特に少ない人数で仕事を行わなくてはならない小さな店舗などにとっては非常に大きなメリットとなるでしょう。
スピード感ある決済が可能
これまでであれば支払いをするために小銭を探したり、いちいち財布からお金を取り出す必要がありました。しかし電子マネーを利用すればカードやスマホを端末にかざすだけですぐに決済することができます。
現金不要で買い物をすることができるため、ストレスの少ない生活を送ることが可能になるのです。
デメリット
チャージしたお金を現金化できない
nanacoやWAONなどの電子マネーは、いちどチャージしてしまったお金を現金化することができません。これは金額を払い戻すことで出資法に違反する可能性があるためです。
もし、一括で大金をチャージしてしまうと、お金が必要な時に手元に現金がないということになり後悔する可能性があります。事前に注意するようにしましょう。
電子マネーの入金が手間
コンビニなどでチャージすることができるものの、そのためだけに立ち寄るのは面倒な方も多いでしょう。もしチャージするのが手間に感じる方は、ポストペイ型の電子マネーを利用するという方法もあります。
ポストペイ型の電子マネーであれば利用と同時にクレジットカードからお金が支払われるため、チャージなどの作業をする必要がありません。それぞれの好みに応じて電子マネーを使い分けるようにしましょう。
加盟店数が少ない
支払いの際には電子マネーが使えるか確認しなければなりません。もし多様な支払い先で利用される場合にはクレジットカードの方が向いていると言えるでしょう。
電子マネーの種類
以下では発行外車や電子マネーのそれぞれの特徴について詳しく解説していきます。自分がどの電子マネーを利用したいのかよく確認しておくようにしましょう。
交通系電子マネー
交通系電子マネー | |
PASMO | 全国に存在する私鉄各社において使用することができる電子マネーです。 電車での支払いだけではなくバスや買い物の際にも利用することができます。
PASMOを使用すれば駅やバスの窓口で並ばなくても自宅や職場で
定期券の購入が行えるため、非常に便利です。
オートチャージサービスも搭載されており、
残額や定期券と合わせて利用することができます。
また、後述するSuicaと共存することも可能です。
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Suica | JR東日本が発行している電子マネーで、 多くの公共交通機関等で利用することが可能です。
また、定期券としても利用することができ、記名式のものであれば、
なくした場合等にも利用の停止や再発行が可能なため安心して
利用できる点も魅力の1つでしょう。
スマートフォンからも使用することができるため
利便性が高い電子マネーとなっています。
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クレジットカード系電子マネー
この電子マネーは、クレジットカードにもともと搭載されている場合もありますが、すべてのクレジットカードに用意されているわけではないため、あらかじめチェックしておくことが大切です。代表的なものとしては以下のようなものがあります。
クレジットカード系電子マネー | |
iD | NTTドコモが提供している電子決済ブランドです。 iDはクレジットカードだけではなく
プリペイドカードやデビットカードと連動させることが可能で、
幅広く活用することができます。正しい支払い方式はそれぞれによって
異なるためあらかじめ確認しておくようにしましょう。
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QuickPay | QuickPay(クイックペイ)はJCBが提供している電子決済ブランドで、 カードタイプやモバイルタイプだけではなく、
コイン型やキーホルダー型など様々なタイプが存在しています。
使用できる店舗も多く、2020年3月時点では全国で116ヶ所の店舗で
利用することが可能です。
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流通系電子マネー
同じ系列店で利用することでポイントの優遇があるなど様々なメリットもあるため、よく確認しておく必要があるでしょう。流通型電子マネーには以下のようなものがあります。
流通系電子マネー | |
WAON | プリペイド型の電子マネーで、イオンが発行しています。 利用することができる店舗もイオンだけではなく、
ローソンやファミリーマートなど全国の様々な場所で使用することが可能です。
使用することでWAONポイントを貯めることができ、
同系列の店舗で使用すればポイントも優遇されるなど利用者にとってもメリットがあるのが特徴です。
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nanaco | セブン&アイグループが提供しているプリペイド式の電子マネーです。 使用すればnanacoポイントを貯めることが可能で、
ポイントはANAマイルやANA SKYコインなどに交換することもできます。
また、nanaco一体型のセブンカード・プラスも作成することができるため、
セブン&アイグループを頻繁に利用する方にはメリットがあるでしょう。
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まとめ
電子マネーの種類も多数あり、利用する際には自分がどの種類の電子マネーを扱いたいのかよく確認しておく必要があります。交通系、流通系、クレジットカード系によってそれぞれ特徴も異なっていますのであらかじめチェックしておくようにしましょう。
電子マネーはまだまだ伸びしろがあるサービスですので今後もさらなる発展が期待されます。上記に述べたことを参考にし、電子マネーを効果的に活用することが大切です。
※QRコードはデンソーウェーブの登録商標です