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ヘルステックが重要視される背景とは?サービスの具体例も紹介

ヘルステックは、今後の医療体制や人々の健康を支えるうえで重要な技術となっています。今後の医療体制や健康に対する取り組みをより明確にイメージできるよう、ここでは、ヘルステックの概要や具体例について詳しく説明します。
近年、さまざまなIT技術が進歩してきたことによって、医療や健康の分野でも幅広くテクノロジーが活用されるようになっています。そのような状況の中で注目されている言葉として「ヘルステック」がありますが、用語の定義や具体例をよく理解している人はまだ多いわけではないようです。

今後の医療・健康分野の革新の流れを意識しながら日常生活を送れるよう、ここでは、ヘルステックの概念や注目されている背景、ヘルステックの具体例などについて詳しく説明します。

ヘルステックとは

そもそもヘルステックは、健康(Health)とテクノロジー(Technology)を組み合わせてつくられた言葉で、AIやデバイスなどテクノロジーを活かして予防や治療に取り組む技術のことをいいます。

日本におけるヘルステックの市場規模は年々拡大しており、2022年には3,000億円を超えるとも予想されています。今後はAIや5G技術が発展していくと考えられるため、年数が経過するとともにヘルステックをさらに身近に感じられるようになるでしょう。

ヘルステックが注目されている背景

そんなヘルステックが注目されている理由として、以下のような背景があります。

・医療費の高騰
・ICT関連技術の進歩
・働き方改革や健康経営の推進
・予防医療への意識が増大
・メンタル管理の必要性が増加

ヘルステックが注目されている背景を知っておけば、今後どのような形でヘルステックの導入が進んでいくかをイメージしやすくなるでしょう。以下では、ヘルステックが注目されている背景について詳しく説明します。

医療費の高騰

現在、日本の医療費は、国民皆保険制度によって支えられているため、治療費や薬代などにかかる自己負担額が抑えやすくなっています。しかし、団塊の世代が後期高齢者となる2025年になると、医療費が大幅に上昇すると予想されており、今後は従来の制度では医療費を十分にまかないきれない危険性があります。

人によっては、病院までのアクセスが悪かったり、生活環境の悪化によって適切な医療を受けられない人が出てくるかもしれません。そのため、ヘルステックの導入によって、テクノロジーで医療の格差を抑えるとともに、効率的に医療を提供できるようになることが期待されています。

ICT関連技術の進歩

ICT関連技術が進歩したことも、ヘルステックが注目されている理由のひとつです。最近は、スマートフォンの普及だけでなく、ウェアラブルデバイスの普及によって体の状態を手軽に把握できるようになっています。

各デバイスで得られた多くの情報をクラウド管理できる仕組みも整備されてきているため、効率的な医療提供につながるだけでなく、個人個人が自分自身の体の状態を把握することも可能です。人々の健康意識が高まり、病気にかかりにくい体を維持できるようになれば、結果的に医療費を抑えることにもつながるでしょう。

ヘルステックは、働き方改革や健康経営の推進にも役立つとされています。テクノロジーを用いて効率的な医療を提供できる体制を設ければ、人材不足が深刻な病院や診療所が抱える問題を軽減できるでしょう。

また、経営にヘルステックを導入すれば、ヘルスケアに関する福利厚生を充実させることで、職員の健康度を高められるとも考えられます。従業員の体調悪化を予防したり、健康的なメンタルを維持できるようになれば、健全な事業運営を維持しやすくなるでしょう。

予防医療への意識が増大

年々日本の医療費は増加しているものの、国民の予防医療に対する意識は高まっているといわれています。具体的には、人間ドックの利用や健康診断の受診、運動機会を積極的に設けたり食生活や睡眠習慣の見直しといった意識の高まりが挙げられます。

虫歯予防やダイエット、予防接種など病気を予防するための行動が注目されているのも特徴的です。予防医療への意識が増大していることも、ヘルステックに注目が集まっている理由だといえるでしょう。

メンタル管理の必要性が増加

近年、メンタル面で問題を抱える従業員が増えることによって、企業の生産性が低下することが問題視されています。

2015年からは従業員が50人以上いる事業所では「ストレスチェック」を年1回実施することが義務化されていますが、企業によっては、独自にメンタル面の問題を軽減させることに限界があるかもしれません。

メンタル面の管理に特化したヘルステックサービスを活用すれば、本来の業務に専念しながら従業員のメンタル管理ができるようになります。限られた人員でメンタル管理をおこなわなければならない企業が増えれば、ヘルステックの必要性も高まるでしょう。

ヘルステックの具体例を紹介

ヘルステックに関する理解を深めるためには、実際に活用されているヘルステックサービスを知っておくことも大切です。ヘルステックサービスは、以下の3つに分類することができます。

・予防に関するテクノロジー
・治療に関するテクノロジー
・健康維持に関するテクノロジー

それぞれの分野でどのようなヘルステックが活用されているのかを知っておけば、今後の医療や健康に関するサービスがどのように変化していくかをイメージしやすくなるでしょう。ここからは、ヘルステックの具体例について詳しく説明します。

予防に関するテクノロジー

医療を効率的に提供したり、格差のない医療を実現することは重要ですが、病気にならないようにする「予防」も大切です。

生活習慣病によって発症リスクが高まるとされている、糖尿病や高血圧、脳梗塞などの疾患を未然に防げるようになれば、健康的な生活を長期的に維持しやすくなるでしょう。以下では、予防に関するテクノロジーの具体例を紹介します。

スマホdeドック

スマホdeドックは、KDDIが提供している血液検査キットです。わずか0.065ミリリットルの微量の血液で、一般的な健康診断と同等の検査を自宅で受けられるので、わざわざ医療機関まで足を運なくてもよくなります。

検査結果をスマートフォンやパソコンなどのデバイスで確認できるのも魅力です。検査結果を聞くために再度医療機関に足を運ぶ必要がないので、通勤中や仕事の合間に検査結果を確認することもできます。検査結果を確認してから30日以内であれば、医師や看護師、管理栄養士などの専門家に体の症状や生活習慣の改善方法などを相談できるので、検査結果を次の行動に活かしやすいのもメリットです。

Samsung Health Monitor

Samsung Health Monitorは、韓国の「Samsung Electronics」が提供する医療機器アプリ。スマートウォッチで血圧を測定できるのが魅力で、気になるときにどこでも血圧を把握できるのが特徴です。

ただし、スマートウォッチ単体で血圧を測定できるわけではない点に注意が必要です。従来の血圧計で血圧を測定してから、スマートウォッチで心拍や血流から血圧の変化を計測するようになっているため、ある程度の誤差が生じる場合があります。4週間ごとにこの調整を繰り返す必要はあるものの、血圧をいつでも把握できるメリットは大きいといえるでしょう。

VitaNote

VitaNoteは、ユカシカドが提供している尿検査キットです。尿検査で体の栄養状態を把握でき、検査が完了するとWEB上で検査結果を確認できます。

具体的には、たんぱく質やビタミン、ミネラルの吸収量や身体のサビつき度などの項目を測定することが可能です。15種類の栄養素のうちどの栄養素が不足しており、不足した栄養素をどれくらい補えばよいのかを提示してくれるので、良好な栄養状態を保ちやすくなると期待されています。

また、栄養状態にあわせてオーダーメイドのサプリメントを購入することもできます。食事だけでは補正の難しい栄養素も、効果的に摂取できるようになるでしょう。

LASHIC

LASHICは、介護サービスの提供や各種介護用品の開発をおこなっている「インフィック」が提供する、高齢者見守りシステムです。居室内の温度や湿度、照度や運動量・動きなどの情報を離れた場所からチェックできるので、安心して介護をおこなえるようになると期待されています。

また、熱中症リスクや感染症リスクの警告、起床・就寝時刻の記録や一定時間以上動作がない場合の警告、生活リズムの崩れによる認知症初期状態の注意喚起や暗闇での徘徊など異常行動の把握と警告といった機能が搭載されているのも魅力です。さまざまなセンサーを駆使して高齢者の安全を守れるようになっているので、トラブルが悪化する前に対処しやすくなるでしょう。

治療に関するテクノロジー

どれだけ健康管理に気を遣っていても、病気になってしまうことはあるでしょう。従来の医療では軽減しにくかった患者や医療従事者の負担も、ヘルステックを導入すれば改善できると期待できるため、治療に関するテクノロジーに注目しておくことも大切です。

以下では、治療に関するテクノロジーをいくつか紹介します。

DDS

DDS(Drug Delivery System)は、皮膚科学に基づいて医薬品や化粧品を開発している「ナノエッグ」が開発した技術で、有効成分をナノカプセル化して皮膚から浸透させられるのが特徴です。皮膚の必要な部分に焦点を当てて薬剤を投与できるので、薬剤を効率的に作用させられるだけでなく、副作用も低減させられると期待されています。

ナノエッグは、DDSの技術を活用して化粧品や皮膚疾患の治療、肌に塗ったり貼ったりすることで受けられる予防接種の開発などにも取り組んでいます。この技術が治療に応用されれば、将来的には注射針を使うことなく薬剤を投与できるようになるかもしれません。

メディカルケアステーション

メディカルケアステーションは、エンブレース株式会社が提供しているツールで、医療や介護の現場で多職種をリアルタイムに連携させられるのが特徴です。医療や介護に携わる人たちだけでなく、患者や家族もスマートフォンやタブレットをつかって簡単に利用できるため、円滑なコミュニケーションをおこないながら医療や介護を提供できるようになるでしょう。

また、提供しているサービスが、厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠しているのもよいところです。センシティブな情報を安全にオンライン上で共有できるため、さまざまな関連機関と連携しつつ効率的な医療・介護の提供ができるしょう。

デジタルメディスン

デジタルメディスンは、大塚製薬が提供しているサービスで、錠剤に微小なセンサーを埋め込むことで服薬状況を把握できるのが特徴です。

センサーは胃液に触れるとシグナルを発信し、患者の体に貼り付けたパッチ型検出器でシグナルをキャッチすることでクラウド上で服薬状況を確認できます。これによって、薬の飲み忘れを防いだり、薬剤を適切に作用させて治療効果を高められるようになると期待されています。

健康維持に関するテクノロジー

たとえ病気を治療できても、健康状態を維持できなければ再度病気を発症してしまうかもしれません。

ヘルステックサービスによっては、健康を長期的に維持できるような仕組みを持ったものもあります。以下では、健康維持に関するテクノロジーについて詳しく説明します。

FiNC

FiNCは、「株式会社FiNC」が提供しているヘルスケアアプリです。チャットボットを利用することでAIがユーザーの食事や睡眠、運動状況などの生活習慣を情報収集し、分析したデータに基づいて適切な食事メニューやフィットネスメニューを提案してくれるのが特徴です。

また、日々記録される体重や食事内容、睡眠の状況や歩数では、入力した内容に応じてAIが適切なコメントを返してくれるので、まるでトレーナーと連携しながら健康管理をしているかのような気分を味わえるのも魅力です。レシピは栄養士や料理研究家が監修した内容になっているので、信頼性が高いのもよいところです。

CareKit

CareKitは、Apple社が提供するヘルスケアアプリで、患者自身が主体的に健康維持に関われるような仕組みが整っているのが特徴です。症状のモニタリングや服薬管理などをスマートフォンなどを通して手軽におこなえることから、健康状態の推移を簡単に把握できるようになっています。

また、自分自身で体調の変化を確認できるだけでなく、医療従事者への情報提供として活用できるのも魅力です。日々の状態の変化を的確に伝えることで、有効な治療につなげることもできるでしょう。

BASE PASTA

BASE PASTAは、「ベースフード株式会社」が開発した食品で、1食で1日に必要な栄養素の1/3を摂取できるのが特徴となっています。

調理にかかる手間を抑えやすいことから、誰でも簡単に必要な栄養を摂取できるのも魅力です。わずか3分のゆで時間で、小麦全粒粉や大豆、昆布など、栄養豊富な食材を簡単に摂取できるため、仕事や家事で忙しい人でも栄養バランスを維持しやすくなっています。

パスタや焼きそば、カレーなどアレンジを加えれば、飽きを感じるリスクを抑えて食べ続けられるでしょう。

Mystar

Mystarは、「株式会社PREVENT」が提供している疾病マネジメントプログラムです。モニタリングデバイスを装着することによって、脈拍や歩数、塩分摂取量などのライフログをスマートフォンアプリに同期させることができるようになっています。

得られたデータは医療専門者が分析してくれるので、個々に適した健康づくりプランを提案してもらうことが可能です。健康維持に関する学習教材も利用できるため、効率的に生活習慣を改善させられるでしょう。

まとめ

ここでは、ヘルステックがどのような技術なのか、ヘルステックが注目されるようになった背景、実際のサービス例を説明しました。

健康に関わる分野は幅広いですが、それぞれの分野でどのようなヘルステックが活用されているかを知っておけば、先を見据えて医療や健康について考えられるようになるでしょう。ここで説明した内容を参考にして、今後のヘルステックの普及を注視できるようにしておきましょう。

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