Today's PICK UP

IoTの将来性と課題 IoT技術の進化は私たちに何をもたらすのか?

「モノのインターネット」と訳されるIoT(Internet of Things)技術は、概念や考え方の広がりを感じるほど日々進歩しています。メディアで目にしない日がなくなった「IoT」が、現在どのような状態にあるのかご存知でしょうか?

この記事ではIoTがもたらす将来の展望や予測、それを実現するために挙げられている現在の課題について解説していきます。

IoTの現在と将来の展望

「モノのインターネット」と訳されるIoT(Internet of Things)は、あらゆるモノにセンサーや通信機能を搭載することで、インターネットへの接続やモノ同士の通信を可能にする概念です。
通信機能を持っていなかったモノがインターネットと繋がることで、遠隔操作できるようになるなど、モノを自在に動かすことができるようになります。

私たちがIoT技術の普及を実感しやすい分野として、IoT家電やスマートハウスが挙げられます。
エアコンや冷蔵庫などを遠隔操作したり、住まいのセキュリティを管理したりする技術など、「インターネット×モノ」のIoTは飛躍的に進化しており、私たちの将来のライフスタイルを大きく変える可能性を秘めています。

IoTにおける現状の課題と将来の展望を見据えておくことが、今後の私たちの生活様式や、はたまた職業選択まで影響を与えることになるかもしれません。

IoTの技術は今「第三の波」が来ている

IoTの概念は遅くとも80年には議論がはじまり、90年代にマイクロソフト社がAt Workというオフィス機器とPCの統合環境サービスを発表したり、マサチューセッツ工科大学のAutoIDラボによるRFIDを使用した実証実験が開始されたりなど、第一波とも呼べる盛り上がりをみせました。

2000年頃からは第二波の兆候が現れ、IoTの一つの要素で機械と機械の通信を意味する「M2M(Machine to Machine)」という概念が台頭しました。そして2012年には、ドイツが国家戦略の中で「Industry4.0」を掲げました。製造業の工場にIoTの導入を進めることで、ドイツ国内の製造業を守ろうという取り組みから、世界的な「Industry4.0(第四次産業革命)」へ発展したのです。

今は2013年頃からの第三波の最中にあります。
IoTはこれまでよりも私たちの生活により身近な存在になってきております。
たとえば、スマートハウスやApple Watchなどのウェアラブルデバイスなど、その便利さをすでに体感されている方も多いのではないでしょうか?

IoTの将来像 AIが鍵になる

生活に身近な存在となってきたIoTは、今後どのような進化を遂げるのか。
その重要な鍵は、人工知能と訳されるAI(Artificial Intelligence)です。

モノが通信機能を持ち、インターネットと接続しながら自己学習を繰り返していくことで、人が介在しない制御にも発展します。

私たちがそのIoT技術の進化を実感しやすい分野として、AIを自動車への搭載する自動運転車があります。車両にセンサーを搭載し、位置情報や走行状況といった各種データを取得。そのデータはクラウドに集約され、AIが分析をおこなった結果を車にフィードバックすることで、データに応じた安全な運転を可能にするという仕組みになっています。

IoTの3つの大きな課題

IoTへの需要や興味・関心は高まっているものの、普及するにはいくつか課題があると指摘されています。
社会がより便利で豊かになると言われるIoTの普及を妨げる問題とはいったいなんでしょうか?

エンジニア不足

IoTによって、モノからあらゆるデータを収集が可能になります。分析にAIを活用するにしても、どんなデータを集めたらいいのか・集められた膨大なデータをどのように分析するのか・分析結果からどんな施策を導くのかという仕組みを構築するのは人です。

したがって、高度な設計・分析スキルを持った人材が不可欠です。
しかし、少子高齢化が進む日本では労働人口が減少へ向かい、IT市場の急速な伸長で需要が伸びています。
その結果、IoTの分野で優秀な人材は価値が高騰しており、採用することが非常に困難になりつつあります。

諸外国と比べてエンジニアの収入や労働環境の整備が遅れている日本においては、エンジニア不足が大きな課題になっています。どのようにIoTに精通した人材を確保するのか、あるいは育成していくのか、早急に対応していかなければなりません。

プライバシーとセキュリティの問題

モノがインターネットに接続され便利になる一方で、情報漏洩やハッキングなど、不正アクセスのリスクもあります。取得されたデータが漏洩、あるいは悪用されることで、ユーザーのプライバシーが脅かされたり、人権を踏みにじられたりする事例もでてきています。また、IoTのデバイスは、正しい設計・運用・管理が必要で、脆弱性をついた悪質なサイバー攻撃に対応できる、高度なセキュリティを保持し、いかに安全な状態を確保するかも課題となっています。

導入コストの問題

IoT技術を販売できる事業にまで進めるためには、多大な時間と費用を必要とします。
IoT製品・デバイスの開発という初期段階だけをとってみても、情報通信に関する知識、セキュリティに関する知見、さらに収集したデータを扱うためのデータベースに関する知識など、幅広い分野に精通する人材を確保する必要があります。

そうした人材がいざ開発に取り組んでも、データの収集や保管方法などを確立する必要があります。さらに、販売後に導入を進めていく過程においても、膨大な量のデータを扱う複雑なシステムへの対応などハードルが高いという問題があります。

予測されるIoTの将来

IoT技術の進化により実現する未来は、どのようなものになるのか?
近い将来確実に起こるであろう変化の傾向を知ることで、IoTを自身にどう取り入れていくのかのヒントになるでしょう。

今までにないサービスが生まれる

IoT技術の進化により、今までにない便利なサービスが誕生していきます。
冷蔵庫にいつもストックしておきたいお気に入りの食品や調味料の残量を把握し、ストックがきれると自動で注文され、家主も在宅している適切なタイミングで配達される。
そんな世の中がくるかもしれません。

便利になっていく一方で、IoT技術はこれまで人が担ってきた役割を果たしてくれるため、人の役割に変化をもたらしていくでしょう。

例えば、自動運転が本格化すると、ドライバーの仕事が置き換わり、街中には自動運転で走行するタクシーしか見られなくなるかもしれません。
製造業においても、製造過程のみならず、売上に合わせた生産数の指示だしから、ロボットのメンテナンスや修理まで、人の手を全く必要としない世の中になるかもしれません。
そうした世の中がきたとき、人はどういう役割を担うことになるのか考えていく必要があるでしょう。

IoTの市場規模は大きくビジネスチャンスも多い

IoTの市場規模はすでに大きく成長してきており、これからさらに拡大する見込みです。
2021年のIoTの市場規模は、2020年4月のIDC Japanの発表によると、9兆3,000億円程度と想定されており、今後も年間平均成長率12.1%で成長して、2024年には12兆6,363億円に達する見込みだといいます。
国内IoT市場 支出額および前年比成長率予測、2019年~2024年

国内IoT市場 支出額および前年比成長率予測、2019年~2024年

この大きな市場は、通信技術などテクノロジーの進化が進むのを受け、今までなかったサービスとともに新たなビジネスチャンスが生まれる可能性を秘めています。
そしてその新たに誕生するサービスは、私たちの日常をより便利で快適に過ごせるように大きく変化させます。

エンジニア職に将来性あり

「IoTの3つの大きな課題」で触れたように、IT市場の成長と企業のデジタルシフトが叫ばれる昨今の追い風が吹く中において、IoT分野で活躍できるエンジニアは今後も需要が伸び、重宝される可能性は極めて高いといえます。

まとめ

IoTのもつ可能性の多様さから、IoTはあらゆる業界に普及しつつあります。
日本の労働人口低下やコロナ禍で加速したデジタルシフトの波が後押しして、その期待は増々大きくなっています。しかし、課題も多く存在することも事実です。

社会インフラの基盤やスマートウォッチなど身近にも普及しつつあり、今後もライフスタイルに大きな変革をもたらすでしょう。

人気記事

「組織としての自己変革にかける想いに共感し、みずほへ入社」。みずほFG執行役員 秋田夏実氏×立教大学ビジネススクール田中道昭教授【前編】

「組織としての自己変革にかける想いに共感し、みずほへ入社」。みずほFG執行役員 秋田夏実氏×立教大学ビジネススクール田中道昭教授【前編】

国内外の金融機関と前職のアドビを含め、主にマーケティングや広報領域で手腕を発揮してきた秋田夏実氏。2022年5月に入社したみずほフィナンシャルグループでは、これまでのキャリアから一新して、グループCPO(Chief People Officer)とグループCCuO(Chief Culture Officer)を務め、組織開発・D&I推進等と企業文化の改革に挑戦をしています。立教大学ビジネススクールの田中道昭教授とともに、これからの時代のキャリアと学びについて意見を交わしました。 前半は秋田氏のこれまでの経歴、アメリカのビジネススクールでのエピソード、みずほに入社を決めた理由などをうかがいます。

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

プロンプトエンジニアという言葉をご存知でしょうか。英語圏では2021年頃から盛り上がりを見せている職種の一つで、中国でも2022年の夏頃からプロンプトエンジニアの講座が人気を呼んでいます。今回は、プロンプトエンジニアとは何か、どうトレーニングすればよいのかについて、日本国内でプロンプトエンジニアの採用と教育を実施している株式会社デジタルレシピ 代表取締役の伊藤 新之介氏に解説していただきました。

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国企業の最新動向から、DXのヒントを探っていく本連載。今回は、ガソリン車に代わるモビリティとして期待が高まるEV(Electric Vehicle=電気自動車)と、その核とも言える自動運転技術で世界をリードする中国の強さに迫ります。前編では「EV先進国」の名を欲しいままにしているその理由を、国の政策や技術の面から探ってきました。後編となる今回は、自動車産業に参入してきた新興メーカー3社を紹介するとともに、日本の立ち位置の考察、中国が抱える課題を話題に進めていきます。

香りを言語化するAI。KAORIUMが切り拓くビジネスチャンス

香りを言語化するAI。KAORIUMが切り拓くビジネスチャンス

イメージする香りはあるけれど、その通りの香水をなかなか見つけられない。「甘口」「辛口」だけでは、自分好みの日本酒を選べない。セントマティック社が開発する「KAORIUM(カオリウム)」は、香りや風味を言語化することで、そんな悩みを解消してくれる最先端のAIシステムです。今回お話を伺ったのは、同社の代表取締役である栗栖俊治氏。なぜ香りの分野に注目したのか。ビジネスとしての香り市場の秘めたるポテンシャルとは。KAORIUMの活用で広がる可能性とは何か。世界も注目するその取り組みに迫ります。

企業文化の変革から始まる「みずほの挑戦」。みずほFG執行役員 秋田夏実氏×立教大学ビジネススクール田中道昭教授【後編】

企業文化の変革から始まる「みずほの挑戦」。みずほFG執行役員 秋田夏実氏×立教大学ビジネススクール田中道昭教授【後編】

国内外の金融機関と前職のアドビを含め、主にマーケティングや広報領域で手腕を発揮してきた秋田夏実氏。2022年5月に入社したみずほフィナンシャルグループでは、これまでのキャリアから一新して、グループCPO(Chief People Officer)とグループCCuO(Chief Culture Officer)を務め、組織と企業文化の改革に挑戦をしています。立教大学ビジネススクールの田中道昭教授とともに、企業に求められるダイバーシティとエクイティ、ジェンダー問題について意見を交わしました。 後編は秋田氏がグループCPOとして手がけてきた施策、みずほフィナンシャルグループが考えるダイバーシティとエクイティ、これからの企業と従業員の関係性についてお話をうかがいます。

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

国内でMaaS(Mobility as a Service)実証が活発化している。新たな交通社会を見据え、既存の交通サービスの在り方を見直す変革の時期を迎えているのだ。 交通社会は今後どのように変わっていくのか。MaaSの基礎知識について解説した上で、海外のMaaSに関する事例を参照し、その変化の方向性を探っていこう。

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

テクノロジーの力で子育てを変えていく。そんなミッションを掲げ、泣き声診断アプリや赤ちゃん向けスマートベッドライトなど、画期的なプロダクトを世に送り出してきたファーストアセント社。「CES2021 Innovation Awards」を受賞するなど、世界的に注目を集めるベビーテック企業である同社の強さの秘密とは。服部 伴之代表にお話を伺いました。

【AI×音楽】AI作曲が可能となっても、作曲家の仕事は残る。「FIMMIGRM」が変える音楽の未来<後編>

【AI×音楽】AI作曲が可能となっても、作曲家の仕事は残る。「FIMMIGRM」が変える音楽の未来<後編>

AIによりヒットソングの特徴をふまえたオリジナル楽曲を作成するサービス「FIMMIGRM(フィミグラム)」。AIによる作曲サービスが盛り上がりを見せつつある昨今、音楽プロデューサーとしてYUKIや中島美嘉、Aimerなどのアーティストを手がけてきた玉井健二氏が開発に携わっていることで、大きな話題を呼んでいます。 FIMMIGRMの利用方法は、大量に自動生成された曲から好みの曲をジャンルごとに選択するGENRES(ジャンル)、ワンクリックでAIが曲を生成する ONE-CLICK GENERATE(トラック生成)、ユーザーの自作曲をもとにAIが曲を生成するGENERATE(トラック生成)、AIが生成した曲にプロの編曲家が手を加えるPRO-ARRANGED(プロアレンジ)の4パターン。AIにより専門知識不要で誰もが作曲できるようになる未来が間近に迫った今、音楽業界はどのように変化するのか? 株式会社TMIKと音楽クリエイター集団agehaspringsの代表を務める玉井健二氏にお話を伺いました。

【Netflix徹底解剖】Netflix4.0、世界最先端のDX戦略を追う

【Netflix徹底解剖】Netflix4.0、世界最先端のDX戦略を追う

全世界での有料会員数が2億人を突破。飛ぶ鳥を落とす勢いで快進撃を続ける企業、Netflix。現在の利用者の中には、彼らの事業が店舗を持たないDVDオンライン郵送サービスからスタートしたことを知らない人もいるかもしれません。1997年、小さなスタートアップ企業として創業したNetflixはその後、DVDレンタルのサブスクリプション、動画ストリーミング配信のサブスクリプション、そして動画オリジナルコンテンツの配信と、デジタルを基盤に着実にビジネスを変革し、今や皆さんご存知の通り、デジタルコンテンツプラットフォームの王者へと成長を遂げています。今回の「世界最先端のデジタルシフト戦略」vol.4では、そのビジネストランスフォーメーションの変遷を立教大学ビジネススクール 田中道昭教授に徹底解剖していただきます。小さなスタートアップ企業であったNetflixがいかに王者となれたのか。その変革の奥にある秘訣とは。DXに取り組む日本企業も見習うべき一貫した姿勢に迫ります。

メンタルヘルス後進国、日本。DXはメンタルヘルスに貢献できるのか

メンタルヘルス後進国、日本。DXはメンタルヘルスに貢献できるのか

欧米に比べ大きく遅れているといわれる日本のメンタルヘルスを取り巻く環境。事実、欧米ではカウンセリングを受診した経験のある人は52%にも上りますが、日本では6%という低水準。先進国のなかで突出した自殺者数についても、厚生労働省は深刻な状況と受け止めています。 そんななか、β版での運用を終え、2022年7月5日に正式ローンチされた「mentally(メンタリー)」は、日本では敷居の高いメンタルヘルスに関する相談が気軽に行えるアプリ。株式会社Mentally 代表取締役CEOを務める西村 創一朗氏は、自身も過去に双極性障害(※)を乗り越えた経験を持っています。メンタルヘルス市場はDXによりどう変化していくのか。インタビューを通して、日本のメンタルヘルス市場の未来を紐解きます。 ※ 双極性障害:活動的な躁(そう)状態と、無気力なうつ状態を繰り返す障害。

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

テクノロジーの力で子育てを変えていく。そんなミッションを掲げ、泣き声診断アプリや赤ちゃん向けスマートベッドライトなど、画期的なプロダクトを世に送り出してきたファーストアセント社。「CES2021 Innovation Awards」を受賞するなど、世界的に注目を集めるベビーテック企業である同社の強さの秘密とは。服部 伴之代表にお話を伺いました。

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

国内でMaaS(Mobility as a Service)実証が活発化している。新たな交通社会を見据え、既存の交通サービスの在り方を見直す変革の時期を迎えているのだ。 交通社会は今後どのように変わっていくのか。MaaSの基礎知識について解説した上で、海外のMaaSに関する事例を参照し、その変化の方向性を探っていこう。

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国企業の最新動向から、DXのヒントを探っていく本連載。今回は、ガソリン車に代わるモビリティとして期待が高まるEV(Electric Vehicle=電気自動車)と、その核とも言える自動運転技術で世界をリードする中国の強さに迫ります。前編では「EV先進国」の名を欲しいままにしているその理由を、国の政策や技術の面から探ってきました。後編となる今回は、自動車産業に参入してきた新興メーカー3社を紹介するとともに、日本の立ち位置の考察、中国が抱える課題を話題に進めていきます。

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

「ユニコーン企業」ーー企業価値の評価額が10億ドル以上で設立10年以内の非上場企業を、伝説の一角獣になぞらえてそう呼ぶ。該当する企業は、ユニコーンほどに珍しいという意味だ。かつてのfacebookやTwitter、現在ではUberがその代表と言われている。この連載では、そんな海外のユニコーン企業の動向をお届けする。今回は欧米を中心に注目されている「代替肉」を扱う「インポッシブル・フーズ」を紹介する。

コロナ禍でラジオが復権!? 民放ラジオ業界70年の歴史を塗り替えたradiko(ラジコ)の「共存共栄型 DX」とは

コロナ禍でラジオが復権!? 民放ラジオ業界70年の歴史を塗り替えたradiko(ラジコ)の「共存共栄型 DX」とは

Clubhouseをはじめ、新勢力が次々と参入し、拡大を見せる音声コンテンツ市場。その中で、民放開始から70年の歴史に「大変革」を巻き起こしているのが“ラジオ”です。放送エリアの壁を取り払う、リアルタイムでなくても番組を聴けるようにするといった機能で、ラジオをデジタル時代に即したサービスに生まれ変わらせたのは、PCやスマートフォンなどで番組を配信する『radiko(ラジコ)』。今回は、株式会社radiko 代表取締役社長の青木 貴博氏に、現在までのデジタルシフトの歩みと将来の展望について、お話を伺いました。

デジタル戦略で生まれ変わるカインズ。ホームセンターからIT小売企業への変遷の軌跡【前編】

デジタル戦略で生まれ変わるカインズ。ホームセンターからIT小売企業への変遷の軌跡【前編】

生産労働人口の減少を受け、日本企業はいよいよ生き残りをかけたデジタル化に取り組まなければいけないと言われるフェーズに入ってきました。とはいえ、それができている企業とそうでない企業との差が激しくなっているのも現状です。 そんななか、ホームセンター大手カインズでは、40年かけて積み重ねてきたホームセンターとしてのあり方を見直し、IT小売企業として生まれ変わろうとしています。カインズでデジタル戦略本部長を務め、戦略の指揮をとる池照 直樹氏に、同社のデジタル戦略についてお話を伺いました。 前編は、カインズがどのようにしてデジタル化を実現させていったのか、具体的な取り組みを交えてお届けします。