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DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?言葉の意味や導入する流れを解説

ビジネスパーソンの間で、DX(デジタルトランスフォーメーション)が話題です。この記事では、DX(デジタルトランスフォーメーション)の意味や事例をご紹介します。導入の流れも詳しく解説しますので、ぜひ読んでみてください。
デジタル社会とされる昨今。近年のコロナウィルスの流行も相まって、デジタル化のニーズはますます高まっています。

そんなデジタル社会で、企業が生き残るためには「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が必要不可欠とされています。まさに今、導入を検討している企業も多いのではないでしょうか。

実際、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進においては、言葉の意味や定義だけでなく、導入すべき理由やメリット、導入における課題などを事前に把握しておくことが重要です。

そこで本記事では、DX(デジタルトランスフォーメーション)の意味や必要性を中心に解説します。導入の流れやポイント、成功事例も詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、英語で「Digital Transformation」と表記します。それぞれの単語の1文字目をとると「DT」となりますが、DX(デジタルトランスフォーメーション)を指して「DT」と呼称することはありません。プログラミング用語で「DT」という略称があり、混同を避けるためです。

「Transformation」は直訳すると「交差する」との意味を持つことから、1文字で交差を表す「X」を使って、DX(デジタルトランスフォーメーション)という略称で呼ばれています。

本章では、あらゆるビジネスシーンで注目されているDX(デジタルトランスフォーメーション)の定義や意味、IT化との違いなどを詳しく解説します。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の定義

DX(デジタルトランスフォーメーション)の歴史は意外に古く、2004年に誕生したとされています。当初は、「デジタル化によって人々の生活や社会の形が変わること」という意味で使われていました。

2018年9月、経済産業省はDX(デジタルトランスフォーメーション)を定義した「DXレポート」を発表します。このレポートでは「データとデジタル技術の活用でサービスやビジネスモデル、業務や組織などを変革して競争上の優位性を確立すること」と定義されました。

2022年現在においては、ビジネスの現場において「デジタル技術を用いてビジネスに変革を起こすもの」と位置付けられています。デジタル技術により、新しい商品やサービス、ビジネスモデルの開発を可能にするほか、生産性の向上、人員や時間のコスト削減も可能にする、まさに「ITを利用したビジネスモデルの変革」として捉えられているのです。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とIT化の違い

DX(デジタルトランスフォーメーション)と似た用語にIT化(Information Technology)があります。両者に明確な線引きはなく同じような意味で使われることも多いですが、厳密に言うと目的が異なります。

IT化は、業務の効率化を目的として、デジタル化の推進を目指すものです。一方、DX(デジタルトランスフォーメーション)は、デジタル化を手段として、ビジネスを変革するのが目的とされています。

つまり、デジタル化を目的としているのがIT化、手段としているのがDX(デジタルトランスフォーメーション)と言えるでしょう。IT化を戦術、DX(デジタルトランスフォーメーション)を戦略と考えると、わかりやすいかもしれません。

DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組むべき3つの理由

なぜ、企業はDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組むべきと言われるのでしょうか。おもな3つの理由を解説します。

市場で生き残るため

今後、企業が市場で生き残るためには、DX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みが不可欠です。近年、デジタル技術が大幅に向上したことで、以前には実現できなかったような商品やサービスが続々と登場しています。

そのため、多くの企業でDX(デジタルトランスフォーメーション)によるビジネスモデルの再構築が進んでいます。市場や競合他社の変革が進む中、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組まない企業はシェアを奪われていくかもしれません。たとえ大手であっても安心はできません。

これからの市場で生き残るためには、DX(デジタルトランスフォーメーション)を通したビジネスモデルや業務フローの最適化が必須と言えます。

経済産業省によりシステム刷新が言及されているため

2018年9月に経済産業省から発表されたレポートでは、2025年が一つの壁とされており、それまでにDX(デジタルトランスフォーメーション)を急速に推進することが推奨されています。

また2025年以降、DX(デジタルトランスフォーメーション)に対応できない企業は、事業の継続や、現状の維持も困難になっていく可能性が高いと想定されています。

顧客のニーズへ対応するため

現代のマーケティングでは、顧客の趣味や嗜好に合わせたアプローチが効果的とされています。その手段として不可欠と考えられるのが、DX(デジタルトランスフォーメーション)です。

インターネットがまだ普及していなかった時代では、テレビや新聞、ラジオや雑誌といったマスメディアを通して、報道や広告などの複数の役割を果たし、顧客となりうるユーザーへ必要な情報を届けていました。

それに対して、インターネットやSNSが情報伝達の主流となった現代の生活では、あらゆる情報に溢れており、一人ひとりの顧客に合わせたより緻密なアプローチが必要になってきました。その点、DX(デジタルトランスフォーメーション)では、顧客の属性や行動履歴、アプローチする地域の特性などをデータ化することで、さまざまな顧客のニーズに応えることが可能となります。

今後、不特定多数の見込み客に対して、一方的に発信する広告の効果はますます低下していくことが予想されます。そのためデジタル社会における現代のマーケティングでは、一人ひとりの顧客の特性に合わせたアプローチが必須だと言えます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する流れ

新たにDX(デジタルトランスフォーメーション)を導入する際の流れを解説します。

導入目的の明確化

DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するには、社員一人ひとりの協力が必要不可欠です。せっかく導入したツールも、利用されなければ意味がありません。

まずはDX(デジタルトランスフォーメーション)により何を達成したいのか、上層部の合意を得たうえで導入の目的を明確にしましょう。DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進にはツールの導入など一定の費用がかかるため、事前に社内稟議に通すことも必要となります。

上層部から許可を得たら、一般社員や従業員に導入の目的や必要性を周知します。必要に応じて研修やセミナーを実施して、社員の理解と受け入れ体制を構築することが大切です。

問題解決が可能なツール選定

DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するツールには、次のようなものがあります。

・ 業務効率化を図るツール
・ 業務の正確性を向上させるツール
・ データを一元管理するツール


たとえば、電子決済システムは企業側の決済に要する手間を減らせるため、業務効率化につなげられます。また、消費者の購入データを蓄積していくことでマーケティングに役立てることも可能です。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に役立つツール例をいくつかご紹介します。
ツール おもな機能 活用領域
電子決済システム 業務効率化
データの管理・活用
営業
マーケティング
オンライン会議システム 業務効率化
コミュニケーションの活性化
全般
チャットボット 業務効率化
データの管理・活用
営業
カスタマーサポート
営業支援システム(SFA) 業務効率化
データの管理・活用
営業
顧客管理システム(CRM) 業務効率化
データの管理・活用
営業
カスタマーサポート
マーケティング
BIツール 業務効率化 全般
マーケティングオートメーション(MA) 業務効率化
データの管理・活用
営業
マーケティング
オンラインストレージツール 業務効率化
データの管理・活用
全般
どのようなツールが必要かは、企業によって異なります。自社の状況を分析して、現時点で問題となっている点を解決できるツールを選定しましょう。

また、ツールは機能や性能だけでなく、使い勝手も重要です。利用するメンバーがしっかり使いこなせる仕様となっているか、説明書やサポート面は充実しているか、といった点も選定基準に入れましょう。

新しいツールに伴う業務フローを構築

導入するツールを決定したあとは、業務フローを策定しましょう。現状の業務フローが新しいツールに合っていないと、十分な効果は得られません。

まずは、どの部署、業務でツールを利用するのか、具体的な利用シーンを洗い出します。実際にツールを利用する予定の社員にヒアリングしながら進めると、必要な課題も見つけやすくなります。

新しい業務フローを構築したあとは、関連する社員全員への共有と周知が必要です。マニュアルを作成したり、必要に応じて研修をおこなったりすることで、現場で働く社員が「何をすれば良いのか」「どうツールを活かせば良いのか」を把握できるようにすることが大切です。

定期的に新体制の現状をチェック

運用開始後も、DX(デジタルトランスフォーメーション)導入の効果が出ているか、改善点はないか確認しましょう。導入したツールに合わせて作った業務フローも、運用しているうちにより良い活用法が見つかるかもしれません。

PDCAのサイクルを回して、出てきた結果は分析して改善点を探ります。PDCAサイクルは、何度も回すことが大切です。分析・改善を続けることで、継続的に業務の効率化を進められ、目標の達成にもつながりやすくなります。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の3つの課題

現時点で、DX(デジタルトランスフォーメーション)が抱える課題を3つご紹介します。企業で推進する際は、十分に留意しておきましょう。

1. 社内の体制作り

DX(デジタルトランスフォーメーション)の導入を成功させるためには、社内の体制作りが重要です。

社内の然るべき立場の人間が、DX(デジタルトランスフォーメーション)による明確なビジョンを描いていないと本来の力を活かしきれません。企業の経営陣がDX(デジタルトランスフォーメーション)の目的を明確化したうえで、社員に対し丁寧に説明することが重要です。

社員に周知する際は次の3点を意識しましょう。

・ 理由:なぜDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するのか
・ 目標:DX(デジタルトランスフォーメーション)により何を達成したいのか
・ 手段:どの業務をどのようにデジタル化するのか


実際にDX(デジタルトランスフォーメーション)に関わる社員のサポート体制の構築も必要です。運用方法や導入するツールの使い方に関するフォロー体制を整えておくことで、社員側の受け入れのハードルも下げられます。

2. IT人材の不足

IT技術に詳しい人材の確保も課題です。デジタル化が進むなかで、データサイエンティストやビジネスデザイナーなどITに詳しい人材の需要が高まっています。しかし人材市場では、専門スキルを有したIT人材が不足している傾向もあり、自社で確保できない企業は、外部に委託しているのが現状です。

外部に委託する場合、経験豊富かつ高度なスキルを持った人材を確保できるため、比較的短期間でDX化できます。また、予算に合わせて依頼できるため、コスト面の調整がしやすいというメリットもあるでしょう。

スピード感持ってDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進させる必要がある場合は、自社内にIT人材を確保した方が良いのは言うまでもありません。また自社の人材であれば企画から開発・運用まで一気通貫して取り組めるため、システムの一貫性を保つこともできます。

IT人材を外部に委託するのか、社内で確保するのかは、自社の状況とDX(デジタルトランスフォーメーション)の目的に合わせて選択すると良いでしょう。

3. コスト管理

DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進により新体制を構築する際には、新しいツールの導入や人材育成など一定のコストがかかります。

最終的には企業のコスト削減が見込めますが、導入時には初期費用としてそれなりの費用がかかります。一時的なコストですが、企業にとって大きな負担となる可能性もあるため注意しましょう。

たとえば、チェーン展開している企業が電子決済システムを導入する場合、決済代行会社を利用すると1店舗あたり数万円がかかります。ゼロからシステムを開発する場合は、初期費用だけでも最低数十万円かかります。別途、従業員の教育コストやシステム維持のランニングコストも必要となります。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に取り組む際は、イニシャルコストとランニングコストも考慮したうえで、導入計画を立てましょう。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の成功事例4選

本章では企業が行ったDX(デジタルトランスフォーメーション)の実例と、それによる成果をご紹介します。導入を検討する際の参考にしてみてください。

株式会社メルカリ

株式会社メルカリが提供している「メルカリ」は、個人間で不用品の売買ができるサービスです。

メルカリは匿名で個人売買できるシステムを構築することで、ユーザーのサービスを利用するハードルを下げることに成功しました。さらに独自のスマホ決済サービスの提供も開始したことで、利便性のアップにも成功しています。

このような取り組みの結果、メルカリの利用者はさらに増加し、サービスの普及も進んでいます。

大塚デジタルヘルス株式会社

大塚デジタルヘルス株式会社が販売している「MENTAT」は、人工知能とクラウドサービスを組み合わせたソリューションで、電子カルテのデータを言語解析することができます。また、必要に応じて患者情報や処方履歴などを抽出可能です。

「MENTAT」により、電子カルテに記録された大量のテキストデータから、必要なデータを迅速かつ的確に解析できるようになりました。症状が変化していくパターンや患者の傾向などを把握できるため、医師の診断や病院の経営などに役立てることができます。

RIZAPグループ株式会社

パーソナルトレーニングでよく知られているRIZAPでは、ゴルフトレーニングにDX(デジタルトランスフォーメーション)を導入しています。

ゴルフクラブに小型のセンサーを付けることで顧客のスイング時の動きをデータ化して分析、改善部分の可視化を実現しました。それに基づいて、最適なアドバイスやプランの計画が可能になっています。

さまざまな顧客から収集したことで蓄積されたビックデータを活かして、これまでより効率的なトレーニングの提案も可能となっています。

ハウス食品グループ本社株式会社

ハウス食品グループ本社株式会社の「需給最適化プラットフォーム」は、AIで需要を予測することによってフードロス削減を実現させたツールです。

需要と供給の見誤りにより過剰となった食品は、各所でやむなく廃棄されるのが現状です。このように様々な理由で「本来食べられる食べ物が捨てられること」は「フードロス」と言われており、昨今のフードロスの増大は、食品業界にとって長年の課題となっています。

そこで「需給最適化プラットフォーム」は、食品メーカーの生産、物流の在庫、食品小売の発注の最適化を図ることで、製造から小売まで食のバリューチェーン全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現させました。

DX(デジタルトランスフォーメーション)向けの補助金

DX(デジタルトランスフォーメーション)は国(経済産業省)が推進していることもあり、補助金制度も展開されています。

ここからは、DX(デジタルトランスフォーメーション)を導入する企業が利用できる補助金制度をいくつかご紹介します。

事業再構築補助金

事業再構築補助金は、対象期間のなかから選んだ任意の3ヶ月の合計売上高が、コロナ以前の同3ヶ月の合計売上高と比較して10%以上減少している企業を対象とした補助金です。通常枠で、最大8,000万円を補助します。

申請するためには、「GビズIDプライムアカウント」が必要です。

詳細はこちら:事業再構築補助金公式サイト

IT導入補助金

IT導入補助金は、中小企業や個人事業主を対象とした補助金です。通常枠では費用の2分の1、最大450万円を補助するもので、さまざまな業種や組織の形態に対応しています。

ソフトウェアの購入費やクラウドの利用料など、自社の課題にあったITツールの導入に利用可能です。

詳細はこちら:IT導入補助金公式サイト

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金は、中小企業や小規模事業者などが、革新的サービスの開発や、生産プロセスの改善を行うために必要な設備投資などを支援する補助金制度です。

一般型、グローバル展開型などがあり、グローバル展開型なら、最大で3,000万円が補助されます。

応募申請するためには、事業計画書や決算書など書類の提出が必要です。また、従業員数によって、補助金額は変動します。申請には、「GビズIDプライムアカウント」が必要です。

詳細はこちら:ものづくり補助事業公式ホームページ ものづくり補助金総合サイト

自治体による補助金

自治体が独自に公募している補助金もあります。また公募条件や期間はそれぞれ異なるため、適時最新情報をチェックしましょう。

なお、全国規模で公募している補助金の応募申請には、「GビズIDプライムアカウント」が必要となる場合が多くあるため、申請する際は、事前にアカウントを取得しておくと良いでしょう。

詳細はこちら:GビズID公式サイト

まとめ:DX(デジタルトランスフォーメーション)により企業の変革を実現

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、デジタル化を手段として、自社のビジネスモデルを変革させることを目的としています。デジタル社会とされる今の時代を企業が生き残るためには、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が必要です。

自社に導入する際は、社内の体制作りや業務フローの構築、IT人材、予算の確保が必要です。資金面の援助が必要であれば、補助金制度の利用を検討すると良いでしょう。最初は少しずつでもいいので、DX(デジタルトランスフォーメーション)を成功させるための一歩を踏み出してください。

今後ますます世の中の関心が高まるDX(デジタルトランスフォーメーション)、ぜひあなたの企業でも取り入れてみてはいかがでしょうか。

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