Udemyとは?サービスの特徴や料金プランとあわせて社会人におすすめのカテゴリーを紹介

ビジネスやIT、高度なプログラミングスキルまで、幅広くオンライン学習ができる「Udemy」について、プラットフォームとしての特徴や他の類似したサービスとの違いを紹介します。また、利用に向いている人の特徴や利用する際の注意点について解説します。

「ビジネスやITに関する知識を身に付けてスキルアップしたい」「社会人として市場価値を高めたい」などの思いのある人に向け、世の中には実に多くの教材やスクールがあります。


その中でも本記事では、ジャンルを問わずに知識を身につけられる学習プラットフォーム「Udemy」について、教材としての特徴や料金プラン、利用に向いている人の特徴を解説します。

Udemy(ユーデミー)とは

Udemy(ユーデミー)は、日本語以外のものも含めると21万件以上も講座のあるオンライン学習プラットフォームです。講座は買い切り型の動画となっており、購入後は自分のタイミング、ペースで視聴・学習ができます。

Udemyはアメリカの会社が運営しているプラットフォームですが、日本語にも対応しておりいます。

ビジネスやIT系の講座が多いものの、写真や音楽などの講座もあり、ジャンルを問わず興味をもったものを学ぶことができます。

Udemyの特徴

Udemyの特徴は、主に以下の3つが挙げられます。

ビジネスやITなどに関する学習がオンラインでできる
講師として自分のスキルを動画講座として出品できる
登録者数を増やして自分のブランドを確立できる

ビジネスやITなどに関する学習がオンラインでできる

Udemyでは、プログラミングやWebデザイン、AI、Excel、PowerPointなどITやビジネスに関する学習ができます。1つのジャンルに特化したスクールやオンラインサロンとは異なり、幅広いジャンルの講座があるのが特徴です。

プラットフォーム上では関連性の高いカテゴリーも確認できるため、学びたいジャンルの知識がまったく無くても学習を始められます。

講師として自分のスキルを動画講座として出品できる

専門的な知見のある方や高いスキルを持っている方であれば、自身で講座を出品することも可能です。出品者になると「お金を払う」側から「お金をもらう」側になるため、収益化して副業にすることもできます。

また、動画講座中心のUdemyで収益化を目指す過程で、動画編集やマーケティングの実践経験も積めるでしょう。

登録者数を増やして自分のブランドを確立できる

出品した講座がたくさんの人に購入され登録者数が増えると、該当するジャンルでのプロとしてのブランドを確立できます。自分自身をブランディングすれば、Udemy以外の活動に繋がることもあり、活動の幅を広げられます。

Udemyの料金プラン

Udemyでは、講座ごとに料金が設定されています。
1,000円から購入できる講座があり、予算や目的に合わせて必要な講座だけを買いながら自分のペースで学習を進められます。購入前には、必ず講座の料金を確認しましょう。

一部のユーザーには定額制プランが提供されている

Udemyには、「ビジネスプラン」という定額制プランもあります。
ビジネスプランは企業向けに提供されており、学習の進捗状況が確認できる管理機能などもあわあせて利用できます。また自社向けの講座を登録し、視聴してもらうことも可能です。

ビジネスプランの料金は、利用人数や導入の目的によって設定されるため異なります。定額制プランの利用を検討している人は事前に運営本部に問い合わせましょう。

支払い方法

Udemyでは、次の4つの決済方法に対応しています。

クレジット/デビットカード決済
PayPal(ペイパル)
スマホ決済(Google Play、App Store)
Udemyクレジット

また、返金やプロモーションなどによって「Udemyクレジット」がアカウントに貯まっていくことで、講座を購入する際にその分の割引きが適用されます。

定期的にセールの開催やクーポン発行がある

Udemyは、月に数回程度セールを実施しています。セール期間内では対象の講座に割引きが適用され、お得に学習を進められます。また、タイミングによっては講師から受講者に対してクーポンが発行されることもあります。

特にセールはUdemy全体で開催される機会もあります。セールの実施を見逃してしまわないよう、日常的にアプリやメールをチェックしておきましょう。

Udemyと他のプラットフォームとの違い

オンライン学習が進められるプラットフォームはUdemy以外にもありますが、Udemyならではの特徴が特徴も少なくありません。Udemyが人気な理由にもなっている、他のプラットフォームとの違いについて以下の4点を解説します。

20万種類以上の講座で学習できる
購入した動画はいつでも視聴できる
講師に質問できる
自身も講師として講座を出品できる

20万種類以上の講座で学習できる

Udemyの講座は、日本語以外のものを含めると20万種類以上と非常に豊富に取り揃えされています。カテゴリーやジャンルなども細かく分かれており、中にはビジネスやIT以外の講座もあるため、予算や目的に合わせて自分の興味があるものの学習を進められます。

購入した動画はいつでも視聴できる

Udemyの講座は買い切り型の動画で、一度購入してしまえばいつでも視聴ができます。
これにより、自分のペースで学習を進められるのも特徴の1つです。

また、購入した動画講座は何度でも視聴できるため、不明点や特に興味深いポイントを繰り返し視聴し、学習を深めることも可能です。

講師に質問できる

Udemyでは講師に直接質問をすることも可能です。プラットフォームの中で講師とコンタクトを取れるため、動画を見ていてわからないことがあれば質問が可能です。

オンライン学習では、講師とのコミュニケーションの取りにくさから、スキルを習得しにくいという点も懸念されやすいですが、Udemyでは疑問や不安を残さずに学習を進められるので安心です。

Udemyの利用に向いている人の特徴

Udemyの利用に向いている人の特徴について、以下の3つをご紹介します。

スキルアップして社会人として市場価値を高めたい人
プログラミングやWebマーケティングなどの専門的な知識を身に付けたい人
自分のペースで学習を進めたいしたい人

スキルアップして社会人として市場価値を高めたい人

Udemyの講座は「エンタメ」よりも「学び」の要素が強い傾向にあります。

そのため、面白い動画を見たい人ではなく、学習して社会人としての市場価値を高めたい人の利用に向いています。

WordやExcelの操作、ITに関する基本知識などから、より高度な知識が身につく講座まで、さまざまなレベルで受講ができるため、長期間にわたって継続的な学習ができるでしょう。

プログラミングやWebマーケティングなどの専門的な知識を身に付けたい人

Udemyには、プログラミングやWebマーケティングの知識が身につく講座も豊富に揃っています。副業や転職を検討している人をはじめ、専門的な知識を身につけたい人におすすめです。

テーマによっても異なりますが、多くは基礎的な内容が学べる講座から、実践に活用できるような専門知識を学べる講座まであるため、自分のレベルに合わせて学習を続けていくことができます。

自分のペースで学習を進めたい人

Udemyは、オンラインスクールのようにカリキュラムやスケジュールが決められていないため、自分のペースで学習を進めることができます。

普段の仕事が忙しく、取り組める時間にバラつきがある方や、スキマ時間を活用して短い時間で毎日少しずつ学習を進めたい方など、さまざまな環境下の利用に適しています。

反対に、自分だけで学習を進めていける自信のない人は、あらかじめ決められたスケジュールやカリキュラムで学習を進められるオンラインスクールを検討してみるのもよいでしょう。

社会人が活用しやすいおすすめのカテゴリー

Udemyの幅広い講座の中で、特に活用しやすい7つのカテゴリをピックアップしてご紹介します。

Python
Excel
ウェブ開発
JavaScript
データサイエンス
AWS認定資格
デッサン

これらのカテゴリーは人気も高いため、自分が学びたいカテゴリーと併せて受講してみるのもよいでしょう。

Python

まず機械学習や人工知能(AI)に必要な言語である「Python」関連の講座が挙げられます。

いわゆるプログラミングの領域(文法の知識)だけでなく、数学や統計の知識、技術の活用方法など幅広い内容を取り扱う講座もあるため、知識から実践まで広く学べます。

エンジニアとして機械学習や人工知能に携わる人や、将来的に携わりたい人は受講してみましょう。

Excel

事務作業だけでなく、データ解析や表・グラフの作成などにもよく使われるExcelに関連した講座もあります。Excelの機能は関数やピボットテーブル、マクロなど多岐に渡り、使いこなせている人は意外と多くありません。

講座によっては、複数の機能を網羅しているものもあれば1つの機能に特化しているものもあります。MOS試験に向けた対策講座もあるため、資格取得を目指す人にもおすすめです。

ウェブ開発

HTMLやCSS、PHPなどのウェブ開発系の講座もあります。基礎知識について学んだ後は、「JavaScript」や「Python」も合わせて学習できます。ライブラリやWebデザインに関する講座もあり、幅広く知識が身につけられるでしょう。

JavaScript

JavaScriptはウェブ開発やライブラリなどのカテゴリーと合わせて受講する人が多いです。特にウェブ開発においてJavaScriptは必須であるため、携わる人はぜひ受講しておきましょう。

データサイエンス

さまざまな分野必要とされているデータサイエンス領域の講座もあります。

統計学や数学が必要になるデータサイエンスは、基礎から学びなおすのは難しいとも捉えられていますが、Udemyには初心者向けの講座もたくさんあるため、安心して受講できます。

AWS認定資格

AWSとは、Amazonのクラウドコンピュータサービスのことで、現代社会において欠かせないインフラツールの1つです。インフラエンジニアを目指す人は、AWSの認定資格を取得することで転職に活かせます。

このような資格取得を目的とした講座も多いため、うまく活用しながら試験対策を進めることもできます。

デッサン

Udemyには、デッサンやスケッチング、デジタルアートなど、絵画やデザイン領域の講座も受けられます。イラストレーターやデザイナーを目指している人はもちろん、趣味として上達したい人にもおすすめです。

Udemyのデメリットや使用の注意点

日本語に対応している講座数も豊富なUdemyですが、デメリットや利用時の注意点もあります。特に利用前に知っておきたい以下の3つについて解説します。

講座によってクオリティに差がある
自分に合った講座を見つけるのが難しい
人によって成長度が異なる

講座によってクオリティに差がある

講座の数が多い分、クオリティや時間は出品者によって差があります。
Udemyはプラットフォームの提供にとどまり、講座そのものの品質については出品をする講師に委ねられている側面も大きいです。

講座数が豊富なのはよいことでもありますが、その中から良質なものを探すのは大変です。

自分に合った講座を見つけるのが難しい

講座の数が多いため、自分に合った講座を見つけにくいというデメリットもあります。
前述の通り、クオリティの低い講座も少なくないため、受講してみたら思っていた内容が盛り込まれていなかったという事態も起こり得ます。

講座を購入する際には、出品している講師の経歴や講座に対する評価について確認しておくことが大切です。

人によって成長度が異なる

スクールのようにカリキュラムやスケジュールが決まっているわけではないため、学習の進捗は人によって異なります。短期間で集中して勉強する人もいれば、何か月も何年もかけてじっくり勉強する人もいます。

スピーディーに知識を身につけたい場合には、想定している内容を網羅できるだけの講座を短期間で受講し、学習を進めていくのがよいでしょう。

Udemyの基本的な使い方

最後に、Udemyを利用する際の手順について以下のポイントに分けて解説します。

新規登録・アカウント作成
講座への申し込みから受講までの手順
講師として動画講座を出品する手順

新規登録・アカウント作成

Udemy公式サイトへアクセス
画面右上の「新規登録」をクリック
氏名・メールアドレス・パスワードを入力し、新規登録ボタンをクリック
アカウントが登録できたらログイン

講座への申し込みから受講までの手順

カテゴリー検索欄に学びたい内容のキーワード(「Excel」「Python」など)を入力
検索結果に表示される講座が多すぎる場合は左側の「トピック」「レベル」「言語」「特徴」「評価」などで絞り込む
気になる講座を選択、コースの内容などを確認したら「カートに入れる」もしくは「今すぐ購入する」を選択
決済方法を入力し購入完了

講師として動画講座を出品する手順

画面右上にあるアイコンへカーソルを合わせてメニューを表示
「Udemyで教える」を選択
質問に回答し登録を完了
講師としての管理画面から「コースを作成」を選択
必要事項を順に入力すると、コースを作成できます。

まとめ

Udemyは、自分のペースで学習を進められるプラットフォームです。
講座は1,000円から出品できるため、比較的安価で受講できます。さらに、セールや割引などでお得に購入できる機会もあります。

また自分が持っているスキルを講座として出品し、収益化することもできるため、専門的な知識を活用して自身のブランディングへの活用もできます。

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