「法人向け リスキリング支援サービス カオスマップ 2022」が公開

株式会社テックピットは、リスキリングの分野において日本国内で展開している法人向けサービスを、カテゴリーごとに分類した「法人向け リスキリング支援サービス カオスマップ 2022」を作成したと発表した。

■背景

2022年10月に岸田首相の所信表明演説で、リスキリング支援に5年で1兆円を投じることが表明されるなど、リスキリングに注目が集まっている。その一方で、企業がリスキリングに取り組もうとした際に、どのようなカテゴリー・サービスがあるかについて、一つにまとめられたものがなかったという。そこで、本カオスマップは、2022年12月時点の日本国内における主要サービスを俯瞰して確認できるようにまとめているとのことだ。
出典元:プレスリリース
本カオスマップにおいては、DXに関連するITスキルを学び直すためのリスキリングソリューションをカオスマップの対象範囲と定義しているという。

主な大分類は、リクルートワークス研究所が「Works Report 2021 リスキリングする組織」で提示したリスキリングの4ステップを元に分類されている。

・スキルの可視化
リスキリングでは、新しい職務や業務において、どのようなスキルが必要になるのかを定義し、必要な人に新しいスキルを獲得してもらう必要がある。そのために、必要になるのが、新しいスキルを明確化し従業員のスキルを特定することだ。「スキルの可視化」には、スキルを明確化するためのサービスとして、スキルを体系化したスキルディクショナリやベンダー資格、明確化したスキルを特定するための、アセスメントツールやサーベイツール・タレントマネジメントツールを含めて分類されている。

・学習プログラム
リスキリングでは、新しい職業、もしくはスキルの大幅な変化に適応するため、社内に今はないスキルが求められる。現場でのOJTのみでなくOFF JTも組み合わせて学習を行う必要がある。そのため学習プログラムのカテゴリーには、OFF JTを支援するサービスが分類されている。また、OFF JTサービスの分類としては、eラーニング形式、集合研修形式、BootCamp形式に分けられている。

・学習の伴走
リスキリングは、企業の戦略達成のための手段なので、挫折をさせずに学びを継続するために様々な形で伴走することが求められる。学習状況を分析して受講完了率を高めるための施策を行うためのLMSとリスキリングの動機付けを行うためのコーチングサービス、学習につまづいた時にいつでも質問ができるメンターサービスが分類されている。

・スキルの実践
リスキリングは、ただ学習しただけではなく、学習したことを実践するまでが一連のプロセスだ。実践するまでの、職種や業務転換の方法として、タレントマネジメントサービスがスキルの実践カテゴリーに配置されている。

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