
Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)とは?概要と画像生成AIの使い方を簡単に解説
2023/8/21
近年、「AI」や「画像生成」などの言葉を耳にすることが増えてきました。しかし具体的に何ができるの?と思っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、最近注目の「Stable Diffusion」という画像生成AIのサービスについて、初心者の方でも分かりやすく説明します。
Contents
画像生成AIとは
Stable Diffusionとは
例えば、アマゾンの密林や夕暮れの海辺の風景など、様々なシーンを英語のキーワードで示すだけで、様々な画像を自動で生成することができます。
Stable Diffusionで生成される画像には、深層拡散モデルという先進的なアルゴリズムが搭載されています。このアルゴリズムの詳細を知らなくても、Google Colaboratoryなどの特別な環境でのコード記述を必要とせず、単純な文章入力だけで様々な画像を簡単に生み出すことができます。
Stable Diffusionの提供インターフェースは、非常に使いやすく設計されています。テキスト文章の入力が必要であり、その他のカスタマイズオプションも各インターフェースに備わっています。文章の質や内容によっては、さらに高度な画像を生成することも期待されます。
Stable Diffusionの使い方
Hugging FaceやDream Studioといったオンラインのアプリケーションを利用して生成する方法、もしくは、自らの設定した環境にStable Diffusionを導入し、プログラムを実行して生成する方法が考えられます。
Stable Diffusionを利用できる3つのWEBサービス
・Hugging Face
・Dream Studio
・mage.space
また、Stable DiffusionをローカルやGoogle Colaboratoryで実行したい方は、GitHubで公開されている対応コードをご参照ください。
Hugging Face
このプラットフォームの核心は、AI関連の知識や技術の共有を推進すること。利用者は自らのAIモデルやデータセットをアップロード・共有することが可能で、逆に他者の作成したものを簡単に探して利用することもできます。
さらに、Hugging Faceは多様なAIツールを提供しています。その中で特に知名度が高いのが、自然言語処理向けの「Transformers」ライブラリ、画像や音声データに適した「Diffusers」ライブラリ、そしてデータセット操作を容易にする「Datasets」ライブラリなどです。これらのライブラリを基盤としたモデルやデータセットがHugging Face上で共有されており、その結果としてAI界隈における信頼性と価値を確立しています。
Dream Studio
その使いやすいUI(ユーザーインターフェース)も特徴的で、高く評価されています。画面は英語ですが、Google翻訳を駆使すれば日本語ユーザーでもスムーズに利用できます。
mage.space
Stable Diffusion web UIとは
Stable Diffusion web UIには、txt2img(テキストから画像を生成)とimg2img(ある画像から新たな画像を作成)の2つの機能が備わっています。特定の画像イメージを持っている方や、直接的に画像生成を試みたい方には、img2imgの方が向いています。また、サンプリングの頻度やCFGスケールなど、画像の質に関わる設定も日本語対応しているので、英語が得意でない方も手軽に好きなように調整できます。
まとめ
今後、AIの技術進歩に伴いAIを活用するのが当たり前の世の中になるときに備え、興味を持った方は実際に触ってみることをおすすめします。