【身の回りのAI活用4選】ビジネスだけじゃない!身近で見られるAI活用事例

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 「その変革に勇気と希望を」というメディアミッションを掲げ、さまざまな企業の経営者の理念や、近年の企業活動をアップデートするうえでは避けては通れない、デジタルシフトに関する取り組みやサービスの背景をお届けするデジタルシフトタイムズ。
 今回は、その数ある記事のなかから、編集部独自の観点で「まず読んでほしい!」記事を厳選する特集企画。今回は、「身の回りのAI」にまつわる記事を四つ紹介します。

 近年、ChatGPTの台頭をはじめ、生成AIによる業務変革が注目されています。AIの需要増に伴い、半導体の開発も世界的に競争が激化するなど、AIはビジネスの最前線で活用されているイメージが強いかもしれません。しかし、実は身近なところでもAIの導入は進められていて、私たちの日常生活にも確実に浸透しています。今回は、そのような身近で見られるAIの活用事例に関する記事をお届けします。
※紹介する記事の内容は掲載時点のものです。

AIがデータを分析し最適な料金を導き出す

需要と供給のバランスに応じて値段を変動させる「ダイナミックプライシング」が、コインランドリーに導入されています。AIがコインランドリーの稼働状況や気象データを分析し、コインランドリーのタッチパネルやスマートフォンアプリに、1週間分の「価格予報」を表示します。ユーザーにおいては、事前に価格を確認・比較してから来店することができるというメリットがあります。また、オーナーにおいては、ユーザーが価格の高い時間帯から低い時間帯へと分散することで、限られた台数の機器の稼働率を向上させることができるというメリットがあります。

写真を撮るだけで、AIがリユース・アップサイクルの方法を教えてくれる

物の写真を撮ると、その捨て方や活用法などを提示してくれるゴミ分別アプリ「Trash Lens」の提供が開始されました。画像から検出した特徴をもとに、AIがリユースやアップサイクルの可能性を教えてくれます。捨て方や活用法を簡単に示すことで、物が持つ資源としての価値を最大化し、利用者にとっても満足度の高い手放し方を実現することを目指しているとのことです。

AIが、ユーザーと漢方薬をマッチングする

オンラインで問診をすると、自分の症状に関連する漢方薬がレコメンドされる「漢方薬サーチ」がローンチされました。対応症状や漢方薬の詳細な解説など、初めて漢方薬に触れる人にもわかりやすい情報が提供されています。2024年4月12日時点で、22種類の症状と198種類の漢方薬の情報を扱っています。また、薬局・病院・ドラッグストアなど、「漢方薬サーチ」に登録した事業者の情報も掲載されることから、AIに気軽に相談しながら、その後、各施設で詳細な診断を受けることができるようになっています。

カメラをAI化し、異常行動を検知するシステムが京急線に本格導入

京急線屛風浦駅では、AI異常検知システム「AI Security asilla」の実証実験を経て、2024年4月8日より本格導入されました。「AI Security asilla」は、行動認識技術を基にしたAI警備システムで、既存のカメラをAI化し、異常行動や不審行動を検出した際に、瞬時に映像を通知します。AIが検知対象を発見すると、検知から1秒以内にモニターやメールなどの設定された通知先に発報することで異常を知らせる仕組みです。

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