iPhone 11、販売から4か月間で「2019年に売れた機種ナンバー2」に! グローバルでのスマートフォントップ10機種の販売シェア公開
2020/3/3
カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチは、2019年9月と後半部分に販売開始されたにも関わらず、iPhone 11 は2019年に2番目に売れた機種となったという調査結果を含むMarket Pulse Serviceによる最新調査を発表した。
SamsungがAppleを追撃し、トップ10に3機種がランクインした。トップ10に入ったSamsungの3機種はいずれもAシリーズであり、ミドル価格帯のAシリーズにOLEDディスプレイ、多眼カメラ、ディスプレイ面の指紋センサーなどを搭載したことと、Samsungのブランド力とが相まって、きわめて魅力的な商品となった。Aシリーズが刷新されたことで、Samsungのミドル価格帯機種に対する戦略が切り開かれたとも言える。
グローバルでのスマートフォントップ10機種の販売シェア 2019年
地域別でみると、アジア太平洋地域で最も売れた機種はOPPO製、中東とラテンアメリカではSamsung製、北米ではApple製であり、これらのブランドが各地域で人気であることがわかる。
北米ではAppleがトップ5位までを独占し、同様に中東とアフリカではSamsungが5位までを独占している。しかし、トップ5位を合わせたシェアに違いがあり、北米ではAppleの合計したシェアがほぼ30%に達し、あらゆる地域の中で最も高い数値を出していることから、市場が集約されつつあることを示している。ちなみに、iPhone XRは単独で二桁シェアを獲得した唯一の機種となった。
地域別のトップセラー機種販売シェア 2019年
realmeはC2により、その他のアジア太平洋地域でトップ5に同社として初めてランクインした。その理由は、インドと東南アジアで大きく成長したことによる。実際、realmeは2019年に世界で最も急成長した企業で、前年比426%の成長を遂げている。
トップ10機種だけで世界のスマートフォン売上の約15%を占めている。5Gは2019年には未だ1%程度の売上の為、5G機種はトップ10にランクインしていない。しかし、キャリアが5Gサービスを開始し、Appleが5G iPhoneを発売し、低価格な5G機種も販売開始されることで、この状況は2020年には変わると予測される。