子ども向けパソコンの所有と利用動向に関する調査結果が発表 3割強の家庭で子ども専用のパソコンを所有
2020/4/30
デル テクノロジーズの日本における事業を展開する二社である、デル株式会社と、EMCジャパン株式会社(以下、デル テクノロジーズ)は、2020年4月に実施した全国の小・中学生を持つ家庭を対象とした子ども向けパソコンの所有と利用動向に関する調査結果を発表した。
その結果、3割を超える家庭では子ども専用のパソコンを所有し、1年以内にパソコンを購入するとの回答が6割を超えるなど、子ども専用のパソコンのニーズがますます高まっていることが判明した。また、子ども専用のパソコンを購入した意図として、教育上のメリットを挙げる回答者が約8割に達し、その意識の高さが明らかになった。
■主な調査結果
子ども専用のパソコンの所有状況を尋ねたところ、「購入による所有」が32%、「譲渡等購入以外での所有」が2%で、合計34%となった。また、今は所有していないが、半年以内に購入予定と回答した人が17%だった。
自宅におけるパソコンの使用時間は、「1時間程度」が最も多く53%、次に多かったのが「2~3時間程度」で28%だった。
子ども専用パソコンの購入理由としては、「教育上のメリットのため(成績アップ、学校教育、プログラミング学習、STEM教育の一環、将来に備えて)」が79%だった。続いて、「インターネット」(55%)、「音楽、動画視聴」(33%)、「ゲーム」(24%)が挙げられた。
購入予定のパソコンのタイプについては、ノートパソコンが61%、次いでタブレット(19%)、オールインワン/デスクトップ(16%)となった。
購入した、または購入予定のパソコンの価格帯は、「5万円~9万円未満」が最も多く38%だった。次に多かったのが「5万円未満」の32%で、比較的安価な価格帯のパソコンを選ぶ人が多かった。
パソコンの購入に際して心配する(した)こととして、パソコン本体の費用(57%)、子どもの健康への影響(46%)、初期設定やネットワークなどの設定(30%)が理由として挙げられた。
今後の学校でのパソコン教育で期待することを尋ねたところ、「遠隔授業」との回答が58%、「プログラミング」が57%、「基本的な使い方」が54%だった。一方、子供の学齢でみると、小学校低学年(1年生~3年生)ではプログラミングとの回答が69%、小学校高学年(4年生~6年生)が61%と他の選択肢より多い結果となった。
調査対象:全国の小学生、中学生の子供を持つ男女1,035名
調査地域:全国
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2020年4月14日(火)~4月15日(水)