「ブロックチェーン有資格証」が提供開始 改ざんできない証明技術であらゆる資格をデジタル化へ

LasTrust株式会社は、ブロックチェーン証明SaaS「CloudCerts(特許出願済み)」を活用し、従来の有資格証明証をデジタル化できる「ブロックチェーン有資格証」の提供を開始した。現在、協業先の資格提供団体を募集している。

■CloudCertsとは

「CloudCerts」は既存の紙やカードの有資格証、ライセンスをデジタル化できるサービス。資格発行団体に唯一無二のデジタルIDを提供し、そのIDに紐付いたブロックチェーン証明書を発行することによって、従来のカード形式の資格証から、「公式にお墨付きのあるデジタル資格証」にアップデートが可能だ。さらに、ただデジタル化するだけでなく、CloudCertsには下記のデジタル特有の機能があり、資格獲得へのモチベーションを向上させるDX(デジタルトランスフォーメーション)として導入が可能だ。
出典元:プレスリリース
・偽造または期限切れを検知できる検証機能
・発行した無数の資格証をウェブで一括管理できるコンソール(発行済資格証の停止、期限の設定、再発行)
・スマホでも管理可。複数の資格証を一つのウォレットに集約し、資格受験者のモチベーション向上にも寄与
・SNSへのシェア、メール送付機能
・ブロックチェーンを利用することにより、サービス停止時も資格証の表示、使用が可能
・オープンな規格のため、他プラットフォームとの接続も容易
出典元:プレスリリース
・フィジカルな有資格証の課題点
現在、個人の実績やスキルを立証する有資格証明は「紙」や「カード」といったフィジカルな形態のため、発行者側の管理費用、紛失・再発行の対応、郵送など甚大なコストがかかっている。さらに、コストをかけた割に、紙の証明書は常に偽造リスクを抱えており、トラブル被害や訴訟に発展するケースも少なくない。

・個人の実績を可視化するブロックチェーン証明技術
個人のスキルが(ブロックチェーンで内容が担保された形式で)オンラインに繋がれば、ホームページ掲載、SNSのプロフィール欄掲載、取引先へメール添付・提示など、用途が広がり資格自体のユーザビリティが向上し、ひいては資格自体の価値の底上げに繋がると同社は考えているという。

・コロナ禍における人事評価バッジとしても利用可
新型コロナウィルスの影響により、リモートワークが推奨されるなか、人事評価や社内コミュニケーションの手段もオンライン化が余儀なくされている。CloudCertsは個人の実績・スキルをブロックチェーン技術に裏打ちされたデータとして記録・管理できるため、有資格証だけでなく、社内の評価バッジとしても使うことができる。

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