ヤマハ、ソーシャルディスタンスを保った「新しい生活様式」に対応したサービスを作れるプラットフォームを提供開始
2020/6/9
ヤマハ株式会社は、1~2mのソーシャルディスタンスを保った”新しい生活様式”に対応したサービスを作れる『SoundUD音響通信モジュール』の提供を開始すると発表した。
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本モジュールでは、300を超える企業や団体によって共通規格化され、一般社団法人音響通信協会が認定している音響通信技術を使用しており、この技術を活用したキャッシュレス決済や、電車の混雑緩和サービス、ポイントカードアプリなどのサービスが次々と始まっている。今回のモジュール提供によって、こうしたサービスの構築がより容易に行えるようになる。
■「SoundUD」の音響通信活用事例
タクシー車内のタブレットから発信される「SoundUDトリガー」を「MOV」で受信することで車両情報とアプリ情報を紐付け、支払い時の接触を最小限にしたネット決済が行える。タブレットが設置されている一部エリアのタクシーからスタートし、2020年8月には全国1.5万台以上でのご利用が可能となる予定だ。
京浜急行電鉄株式会社「KQスタんぽ」
平日朝ラッシュ時間帯において、車内アナウンス放送と同時に流れる「SoundUDトリガー」を受信すると、一部特定普通列車の乗客だけポイントが取得できるサービス。普通列車へ乗客を誘導し、混雑度の高い特急列車などの混雑緩和を実現している。
株式会社ニューフォリア「アプリカン」
店内のスピーカーから「SoundUDトリガー」を再生することで、店員とのやり取りなくポイントやスタンプを付与できる「非接触型の来店ポイント付与機能」を提供している。複数の大手ラーメンチェーンなどで活用されている。