三菱地所、マンション管理用アプリを開発 煩雑なマンション管理業務を一元化

三菱地所コミュニティ株式会社は、管理コストの削減や、修繕積立金不足、マンションの役員の担い手不足といった社会課題の解決を目指し、管理組合がマンション管理会社に業務を委託せずともマンション管理を簡単にできるアプリ「KURASEL」を開発したと発表した。2020年7月1日(水)より申し込み受付を開始する。

「KURASEL」は、三菱地所コミュニティの50年にわたり培ったマンション管理のノウハウを集約してマンション管理組合向けに開発したアプリ。マンション管理に関する知識や経験が少ない人や、忙しくて時間に余裕のない人でも、スマートフォンで簡単に自主管理ができる。具体的には、今までマンション管理会社が担ってきた、マンション管理組合における煩雑な所有者・居住者情報や契約・発注管理といった基本情報管理から、理事会資料の保管・閲覧、収支状況・支払管理に至るまでの全てを、スマートフォン及びWEB上のアプリで一元管理が可能になる。アプリの利用料金は月々35,000 円~(税別・1マンションにつき)と低廉なため、マンション管理組合によっては大幅なコスト削減が期待できるという。なお、本アプリの提供・運営は三菱地所コミュニティ株式会社から新設分割の手法により設立した新会社イノベリオス株式会社(以下、新会社)で行う。

従来より、マンション管理組合の「自らマンション管理を行いたい」「管理コストを下げたい」というニーズはあったものの、マンションの自主管理をサポートするような商品・サービスはこれまでに提供されていなかった。新しい商品・サービスと認識し、ただいま特許を出願中とのことだ。今後、新会社は2024年度末までに全国で3,000組合での導入を目標に展開するとともに、従来のマンション管理のビジネスモデル転換を目指すという。

■「KURASEL」について

<提供サービスの特徴>
【基本】・【理事会】・【会計】の3つの機能で構成。理事会役員が各業務を簡単に行うことを実現する。
出典元:プレスリリース

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