全国のJ:COM営業車で「ライドシェアサービス」の実証実験が実施 営業車両の削減とCO2排出抑制を目指す

株式会社ジュピターテレコム(J:COM)は、地域の足を守り、日常生活の利便性を向上させるモビリティサービスの実現を目指し、全国約4,500台のJ:COM営業車を対象にしたJ:COM MaaS (ライドシェアサービス)の実証実験を2020年7月16日から実施すると発表した。

■背景

昨今、高齢者ドライバーによる悲惨な交通事故が多発している。2019年には、60万件にものぼる運転免許の返納があり、地域の足が失われていく状況が深刻な社会問題となっている。J:COMでは、「お客さま・地域の課題をDXで解決し、新たな価値を創造する」というビジョンのもと、生活圏における日常の移動をより便利にするサービスの提供を将来的に検討しているという。

<J:COM MaaS(ライドシェアサービス)イメージ>
・生活圏内を自由に移動できるサービス
・病院などの特定施設へ移動できるサービス
・マンションから駅までの送迎サービス
・生鮮食品や生活用品、料理のデリバリーサービス

■実証実験の概要

現在J:COMは、全国で約4,500台の営業車両を有しており、営業スタッフ自身が1人1台の車両を運転し、利用者の自宅を訪問している。実証実験では、営業スタッフ複数人が相乗りできる大型車両(専属ドライバーが運転)を導入し、営業活動の送迎サポートとして2020年7月16日から実施する。
(1)営業スタッフは、J:COM MaaSアプリで乗車場所と訪問先・到着希望時間を指定する。
(2)即座に最適な車両選定と走行経路が算出され、ドライバーへ目的地までのナビゲーション情報が通知され、営業スタッフへ乗車予定時刻・到着予定時刻が記載された乗車パスが発行される。既に営業スタッフが乗車中の場合、走行経路の再設定がリアルタイムに行われる。
(3)営業スタッフは指定された時刻に乗車、訪問予定時刻までに到着することができる。

ライドシェアサービス導入による営業車両の削減・CO2排出抑制と共に、J:COM MaaSアプリを通じた様々なデータを蓄積し、アルゴリズムの高度化やアプリのUI・UX向上を行い、商用化に向けたライドシェアサービスの有用性と発展性を検証する。なお、新型コロナ感染症対策として、車内換気と除菌を徹底したうえで、実証実験を進めるという。

■J:COM MaaS(ライドシェアサービス)の特徴

<使いやすいアプリ>
乗降場所と到着希望時間を入力することで配車予約が可能。ドア to ドアだけでなく、多くの乗客が相乗りできることにより、効率的な移動を実現する。

<先進のアルゴリズム>
ビッグデータやAIを活用し、最適なルーティングを瞬時に設定する。乗客の様々なニーズに対して、柔軟な対応が可能だ。

■実証実験

・実証実験プロジェクト名
「J:COM For!」
・実証実験の期間
2020年7月16日 ~ 2020年12月31日(予定)
・実証実験の場所
J:COM東京 東エリア (東京都 練馬区、埼玉県 和光市・新座市)
J:COM堺 (大阪府 堺市・和泉市 他)
※順次、拡大予定
・実証実験の対象
J:COM営業スタッフ 約230名(開始時)
車両台数 6台(開始時) 
※順次、拡大予定
・協力
SWAT Mobility Japan株式会社(MaaSアプリケーションサービス提供)
株式会社ジャパン・リリーフ(専属ドライバー)
・J:COM MaaSアプリ 画面イメージ
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース

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