■約50%の生活者がコロナ禍で食のオンライン購入が増加
今年2月以降コロナ禍に入ってから、約50%がオンラインでの食品の購入頻度が増えたと回答。新しい生活様式が始まり買い物の際の安全面などを理由に外出を控える動きが広がる中で、以前は店舗で購入していた食品をオンラインで購入する傾向が高まっていることが読み取れる。
■コロナ禍以降に最も購入が増えたのは「スイーツ・お菓子・おつまみ」など嗜好品
コロナ禍(2020年2月以降)に入ってから、最もオンライン購入が増えた食品のジャンルは「スイーツ・お菓子・おつまみ」で、全体の30%となった。リモートワークにおける気分の切り替え、カフェの代替、オンライン飲み会のおつまみとして、手軽に楽しめるおやつ/おつまみを生活の新たな必要アイテムとして捉えつつある様子がうかがえるという。
■「スイーツ・お菓子・おつまみ」のオンライン購入が増えた理由は、1位「店舗に出向かなくても買えるため」(約30%)、2位「自宅での楽しみを増やすため」(約20%)
オンライン購入が最も増えた食品ジャンル「スイーツ・お菓子・おつまみ」の購入理由トップは「店舗に出向かなくても買えるため店舗に出向かなくても買えるため」の約30%で、外出自粛により店舗での購入の代替としてオンラインが利用されていることがわかる。また、「自宅での楽しみを増やすため」(約20%)、「店舗にない商品を購入するため」(13%)も多く、これまで以上に自宅での楽しみを求める傾向もあることが伺える。
■オンラインで食のサブスク利用しているのは約25%、そのうち70%がコロナ禍で利用が増加。また、全体の50%が今後の食のサブスクを利用する意向
現在、オンラインで食のサブスクを利用しているのは全体の約25%程度で、そのうちの36%がコロナ禍に入ってから食のサブスクの利用が「かなり増えた」、33%が「増えた」と回答。また、今後食品の定期購入(サブスクリプション)を利用してみたいという意向は、「かなり利用してみたい」が15%、「利用してみたい」が34%と、全体の50%近くが利用意欲があるという結果となった。自宅で過ごす時間が長くなることで、外出回避や買い物の利便性を上げるだけではなく、新たな楽しみにもなりうるサブスクへの関心が高まっていることが伺える。
■食のサブスクで利用意向の高いサービスは、米、パン、麺、スイーツ、菓子、おつまみ
今後利用してみたい食品の定期購入(サブスクリプション)動向のジャンルは「米・パン・麺」が全体の52%、次いで「スイーツ・お菓子・おつまみ」が47%と多い結果となった。定期的に消費をする主食類の「米・パン・麺」はサブスクリプションによって利便性が向上するためニーズが高くなっていることが伺える。一方、「スイーツ・お菓子・おつまみ」については、利便性のほか、楽しみとして求められれている可能性もありそうとのことだ。
調査概要
食のオンライン購入に関する調査
調査対象:20〜50代の男女
調査期間:2020年7月17日-7月19日
調査方法:ネットリサーチ
調査地域:全国
有効回答数:533サンプル(これまでにオンラインで食品を購入したことがある人)