
三井物産流通ホールディングスとNTT Com、ブロックチェーンを活用したサプライチェーンDXの共同実験に合意
2020/8/18
三井物産流通ホールディングス(以下、MRH)と、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、2020年7月に三井物産株式会社および日本電信電話株式会社(以下、NTT)と共に締結した、「ブロックチェーンおよびIoT技術等の活用によるサプライチェーンDXに関する共同実験協定書」に則り、同技術を活用したサプライチェーンDXの実証実験を推進することに合意したと発表した。
■背景と目的
NTT Comは、Smart World実現に向けた取組みの一つとして、顧客のDXをサポートするB2B2Xモデルの推進を戦略の柱の一つに位置付けている。そのモデルを推進するため、NTTグループの提唱する「コネクティッドバリューチェーン」の実現に向けて、各産業やプロセスにおけるバリューチェーンのデジタル化実現への取り組みを進めている。
三井物産グループとNTTグループは、グループ内事業会社を中心として、2019年より「リアルタイムデータを活用したフードロス削減」をテーマに共同実証実験を実施してきた。この取り組みの中で、ブロックチェーン技術とNTTのもつ特許技術の組み合わせにより、三井物産グループの持つ様々なサプライチェーン領域における新たなニーズの発見と、現在、各領域で抱えている課題の解決が実現できる目途が立った。そのため、MRHとNTT ComはブロックチェーンおよびIoT技術等の活用によるサプライチェーンDXの実証実験を推進することで合意したとのことだ。