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ヘルス・フィットネスアプリの利用が急増 コロナ禍のロックダウンによりインストールが67%増加

adjust株式会社は、ヘルス・フィットネス系アプリデータの分析結果を発表した。コロナ禍の影響でジムやフィットネススタジオの代替として、ヘルス・フィットネス系アプリを利用して、自宅で健康維持と運動を継続するユーザーが増えているという。Adjustの新たなデータによると、1月初旬に人々が新年の抱負を掲げる際、こうしたアプリのインストールが増えるのに加え、ロックダウンによってヘルス・フィットネス系アプリのユーザー数が増加したことが分かった。これは、新年に利用率が上昇しその後ユーザー数が減少するという、従来の傾向とは異なるとのことだ。
このデータから、3月の世界のヘルス・フィットネス系アプリの1日あたりのインストール数は、月全体を通して飛躍的に伸びたことが分かる。特に、3月末から4月初旬のインストール数は2020年の平均を67%上回っている。ただし、セッション数は5月まで大幅な増加を見せていない。これは、コロナ禍のロックダウンによってインストール数が急増したものの、実際にアプリを利用し始めるまでにある程度の時間がかかったことを示しているという。

Gympassは、フィットネス先進国のアメリカに本社を置き、ウェルネスサービスを企業の福利厚生向けに提供している世界最大のプラットフォーム。コロナ禍でもユーザーが自宅でも運動できるように迅速に対応し、バーチャルレッスンのオンデマンド配信やライブストリーミング配信、さらにバーチャルでの個別のトレーニングセッションなどを提供し、ユーザーの心身の健康をサポートしている。

Gympassが米国のユーザーに対して行った直近の調査によると、アプリを使ったウェルネス習慣は持続的な傾向であることが明確になった。調査データから、新型コロナウイルスの世界的大流行が起こって以降、米国人の大多数 (82.8%) がバーチャルな環境で運動をしたいと考えていることが分かった。これは、長く続いた自粛期間の結果、人々が「新たな生活様式」に適応したことを示している。

Adjustのデータによると、インストール数とセッション数はそれぞれピークに達した後に減少しているが、セッション数は依然として2019年よりも高い状態を保っている。月次のインストール数は2019年に比べて7%増加している一方、セッション数は61%増と前年を大きく上回っている。この数字から、ユーザーが実際にアプリを利用して運動していることが分かる。

さらに興味深い点として、ユーザーが最もアプリを利用しているのは日曜日であることがAdjustのデータから分かった。平日は週末の予定に向けて、ヘルス・フィットネス系アプリの利用率は高くない。世界的にセッション数がもっとも多いのは日曜日で、もっともセッション数が少ないのは常に金曜日だ。
出典元:プレスリリース
さらにAdjustのデータからは、地域別のインサイトも得られた。ロックダウンが実施され、その後段階的に解除される中で、ヘルス・フィットネス系アプリの利用状況が各国でどう変化したか見てみる。

日本では、2月から徐々にインストール数が増え始め、5月でピークを迎えた時点では3ヶ月で85%増加しており、2020年の平均を33%上回った。セッション数は3月から増加し始め、ピークの5月には2020年の平均を31%上回った。

米国では、3月の終わりにロックダウンが実施された際、インストール数が大幅に増加、2020年平均よりも58%高くなった。消費者が積極的にアプリの利用を開始したのは5月で、1日あたりのセッション数は最大で平均を25%上回った。それ以降1日あたりのセッション数はゆるやかに減少したものの、7月は平均を16%超え、多くのユーザーが依然としてアプリを利用していることが分かる。

ドイツでは、3月の終わりにインストール数が劇的に跳ね上がり、2020年の平均を86%上回った。1月から4月までの間にセッション数は3倍に増え、5月までに2020年の平均よりも38%高くなった。5月以降に若干減少しているものの、1月から7月までにセッション数は67%増加しており、ユーザーは継続的に取り込んでいるようだ。

英国では、4月にインストール数が急増、2020年の平均を93%上回った。さらにセッション数も3月下旬から5月下旬にかけて安定して増加し、5月25日にはピークを迎え2020年の平均よりも80%高くなった。セッション数はゆっくりと減少し始めたものの、7月のセッションは2019年同月の2倍となった。

調査方法
このデータは、Adjustデータベース上でヘルス・フィットネスカテゴリーに区分されている世界中のアプリのインストール数とセッション数の傾向を分析したもの。

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