がん患者に向けた治験情報提供がITネットワーク連携で開始

株式会社Buzzreachは、FWD富士生命保険株式会社(以下、FWD富士生命)とがん患者に向けたITネットワーク連携による、がん領域(オンコロジー)の治験情報提供を11月より開始すると発表した。

Buzzreachでは、2020年4月より、がんに特化したサービスや情報提供を行う患者支援団体、患者会、ウェブメディアやSNSアプリ運営企業と業務提携をおこない、API連携で製薬企業などから登録される治験情報を提供し、IT連携することで、より多くのがん患者やその家族に治験情報を届けるスキームを構築してきた。

FWD富士生命では、がんの「治療」だけではなく、その「生活」もサポートすることをコンセプトにした無解約返戻金型がん保険「FWD がんベスト・ゴールド」を11月2日より発売する。また、この連携により、同日に日本全国で実施中のがん治験情報を検索できるサービス「FWD がん治験情報提供サービス」を商品付帯サービスとして提供される。

現在、がん治療薬は各製薬企業が進める開発品目の中心にある。平成30年度のPmda(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)報告では全764本の治験届けのうち、343本が抗悪性腫瘍薬となっており、製薬企業と患者の双方のニーズが高まっている。同社が提供する治験情報マッチングプラットフォーム「smt (エス・エム・ティ)」ではこれまで、中枢神経系や希少疾患、小児疾患を中心に治験情報を提供していたが、今回、がん領域の治験情報を新たに加えることで、製薬企業と患者、治験に携わっていない医師などに向け、不足している治験情報ニーズに合わせた情報提供の拡大をおこなうと同時に、がん保険との連携でがんと宣告された被保険者および家族に対して、希望の一つである新たな治療の選択肢を提供できるようになるとのことだ。

【サービスの展開図】
出典元:プレスリリース

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