JR東日本、「生活サービス事業のDX」を加速へ
2020/10/6
JR東日本は、グループ経営ビジョン「変革2027」の「ヒト(すべての人)の生活における「豊かさ」を起点とした社会への新たな価値の提供」を実践するため、生活サービス事業のDXを加速し、オンラインでの地方創生を推進すると発表した。
■JRE MALLが推進するDXの概要
(1)地方創生にむけたオンラインサービスの充実
JR東日本グループが運営するインターネットショッピングモール「JRE MALL」に新たなオンラインサービスを開設し、地域の魅力発信と送客、地域産品販売を拡大する。
(2)提携による商品と会員基盤の拡充
千趣会をはじめとする提携によりJRE MALLの商品拡充とオリジナル商品開発を進めるとともに、現在約1200万人のJRE POINT会員などの顧客をさらに拡大し、デジタルの事業基盤を強化する。
(3)JR東日本グループ企業のEC化推進
2026年度までに生活サービス事業の全取扱高(2019年度末時点1.4兆円)のうち約400億円をJRE MALLで取り扱うことを目標に、グループ企業のEC進出を進める。
■JRE MALLによるデジタル地方創生策
(1)JRE MALLふるさと納税について
2020年10月27日(予定)、東日本エリアを中心に約40自治体の参加のもと開設する。今後、継続的に全国の自治体から参加を募る。地域、グループ企業および地域で働くJR東日本社員が連携し、現地ツアーなどのオリジナル返礼品の開発とPRに取り組む。
【特徴】JRE POINTがたまり、JRE POINTで寄付ができる
寄付金額100円毎に1ポイントのJRE POINTがたまる。またビューカード決済で、最大3.5倍たまる。またJR東日本の鉄道利用や駅ビル、エキナカでの買い物などでたまったJRE POINTを1ポイント1円として寄付金の支払いに利用できる(他の決済手段との併用も可)。なお、JRE POINTで支払われた寄付額に対しても、JRE POINTがたまる。
(例)30,000円のうち25,000円をビューカード決済、5,000円分をJRE POINTで寄付した場
「地域産品の販売+魅力紹介」を行うオンラインツアーの販売を積極化する。株式会社Huber.と連携し、オリジナルツアーを開発する。
地域が発行するデジタル地域通貨を販売する。株式会社ポケットチェンジが提供する「ポケペイ」とJRE MALLを連携させ、デジタル地域通貨のPRと販売を行う。
■新幹線車内などでJRE MALLのタッチポイント増設の実証実験をする
(1)新幹線車両内
・設置箇所 東北・北海道新幹線、北陸新幹線および上越新幹線の一部編成の各座席
・実施期間 2020年11月以降、おおむね半年程度
・設置ツール NFCタグ
(2)JR東日本ホテルズ
・設置箇所 ホテルメトロポリタン 丸の内、ホテルメトロポリタン 川崎
JR東日本ホテルメッツ 田端、JR東日本ホテルメッツ 立川
・実施期間 2020年11月以降、おおむね半年程度
・設置ツール QRコード