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IBM、AI活用の移住相談システムで広島県のDXを支援

日本IBMは、広島県が提供しているAIを活用した移住相談システム「あびぃちゃん」の機能を強化し、本格展開を開始すると発表した。
「あびぃちゃん」は移住に関するライフスタイリストとして、移住希望者のプロファイルや関心にあわせて情報を提供するチャットボット。広島県では、今後、本システムを介して蓄積された移住相談に関するデータをさらに活用して、地方移住支援のデジタルトランスフォーメーションを推進していく考えだという。本システムは、IBM Cloud上でIBM Watsonを採用して構築したという。

地方移住への関心が高まる中、広島県では移住支援制度の策定、移住サポートメディア「ひろびろ」を基盤とした情報発信やイベント活動、都内の移住相談窓口での対応といったさまざまな取り組みを進めている。さらに移住者を増やすためには、移住希望者が24時間、どこにいても相談できるような移住希望者との接点を拡充したり、関心度の高い移住希望者に対し決断するための行動変容を促進することが重要であり、窓口相談員のような適切かつ、きめ細かな対話をAIを活用して実現することが期待されていた。

本格展開においては、シナリオ数の拡大、回答の精度の向上、親近感を高めるために利用者のプロファイルに応じて回答するといった機能強化を行った。また、「あびぃちゃん」は利用者からの質問に回答するだけでなく、利用者に対して質問を投げかけるような対話を行い、漠然とした悩みや不安について新たな気づきを与えたり、視野の広がる情報収集を支援し、移住に向けた行動変容を促すこともできるという。

システムは、IBM Cloud上でIBM Watson AssistantとIBM Watson Discoveryを組み合わせたチャットボットとなっている。単なるFAQ対応のみならず、窓口相談員の相談ノウハウや移住経験者談などを取り込み、利用者や場面に応じた回答を行う仕組みになっているだけではなく、さまざまな情報提供のニーズにも対応できるようになっている。また、KPIに繋がるデータの収集やIBM Watson Studioを利用したデータ分析の仕組みも構築し、活用が始まっている。

広島県は「あびぃちゃん」を顧客接点の一つと捉え、今後は、他のチャネルを介した対応の記録も含め、収集・蓄積したデータの分析をさらに進め、パーソナライズされた情報提供や窓口対応を進める。これにより、自治体の移住支援業務のデジタルトランスフォーメーションを、より一層拡充していくとのことだ。

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