ドワンゴ、茨城県つくば市に「 S高等学校(S高)」を開校

学校法人角川ドワンゴ学園は、自然豊かな“研究学園都市”茨城県つくば市にある筑波西中学校の廃校を再活用し、2021年4月、S高等学校(設置認可申請中/以下、S高)を開校すると発表した。

2016年4月にN高等学校が開校し、生徒数1,482名でスタートした。開校から4年半を経て、現在の生徒数は15,803名(2020年10月1日時点)となり、多くの生徒が学びを育む場となった。生徒数が拡大し続ける中、沖縄県にある伊計本校でのスクーリング時の教室と宿泊施設の受け入れ人数は2万人が限界で、キャパシティを超えることを見越し、他県に新しい高校を開校するに至ったとのことだ。

S高の“S”には、SUPER・SPECIAL・SHINE・SPECTACLEなど、さまざまな“S”を生徒一人ひとりが見つけ、自分だけの“S”を創れるように、という想いが込められているという。校長には、エンジニア出身で、角川ドワンゴ学園のプログラミング教育を構築してきた吉村総一郎氏が就任。S高では、必修授業と課外授業をはじめ、学校行事や部活動、サポート体制、通学コースもN高と共通だ。スクーリングについては、S高生はつくば本校にて、N高生は伊計本校にて、それぞれ1回以上参加するほか、在籍する学校ごとに組まれた日程・会場での参加となる。

<大井川和彦 茨城県知事のコメント>
「S高等学校が茨城県つくば市に開校する運びとなりましたことを誠にうれしく思います。つくば市は、筑波大学やJAXA、産業技術総合研究所をはじめとした学術研究機関が集積する国内最大の“S”cience Cityであり、その強みを活かしイノベーションを創出する“S”tart Upが数多く生まれております。一方で、筑波山や近隣には全国第2位の面積を有する霞ケ浦など、豊かな自然に恵まれた地域でもあります。S高等学校の開校を機に全国から多くの若者が本県を訪れ、その環境に触れる中で、これからのIT・グローバル社会を生き抜く創造力を身につけ、茨城県から世界で活躍する人財が生まれることを期待しています」

<五十嵐立青 つくば市長のコメント>
「S高等学校の開校は、大変嬉しく、心から歓迎します。教育には大きな方向性の転換が求められているなか、つくば市では、教育を最重要課題と考え、「一人ひとりが幸せな人生を送ること」を最上位の目標とした「つくば市教育大綱」を、今年の3月に策定し、その転換を表明しました。教育の考えを「教え」から「学び」へ、「管理」から「自己決定」へ等に転換し、多様で豊かな個性が発揮される環境のもと、一人ひとりが自己実現でき社会力が育つことを目指した「問いから始める学び」を進めています。
S高等学校の生徒の皆様にも、一人ひとりの個性が受容され、幸せな人生を送りながら、持続可能な社会の実現に向けて行動できる力を身につけてほしいと願っています」

<S高等学校(設置認可申請中)校長・吉村総一郎のコメント>
「角川ドワンゴ学園が運営するふたつ目の高校として2021年4月にS高等学校が誕生します。N高等学校と同じ学びができるS高等学校ですが、本校の場所がN高等学校とは異なります。S高等学校の本校は茨城県つくば市。最寄り駅であるつくば駅へは、東京の秋葉原駅からつくばエクスプレスを使えば、1時間かからず到着する首都圏からのアクセスがよい場所です。また、つくば市は、東京教育大学を前身とする筑波大学や、さまざまな研究機関がある筑波研究学園都市として有名で、宇宙開発やロボット開発をはじめ、多種多様な研究が行われています。大自然に囲まれた場所でもあり、筑波山の麓にあるS高等学校は校舎も広大です。本校スクーリングでは、そんなつくば市の魅力を活かした課外活動を予定しています。N高生の皆さんとこれから入学するS高生は、各コースでの学習をはじめ、ネット部活やイベント、Slackなどのコミュニティーで交流することになります。同じ角川ドワンゴ学園の生徒として、より豊かな学生生活を過ごすために、互いに謙虚な姿勢で敬意を持って接し、思いやりのある信頼関係を築いてください」
出典元:プレスリリース

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