「withコロナ時代の副業とデジタル庁の新設」に関する調査結果が公開
2020/10/23
株式会社RaiseTechは、全国20代・30代の社会人を対象に、「withコロナ時代の副業とデジタル庁の新設」に関する調査を実施し結果を公開した。
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そんな不安を払拭するために、“副業”を視野に入れている人や、実際に“副業”を始めている人もいるだろう。ただ、withコロナ時代でも安定収入が得られる副業とは何なのか分からないという人も少なくない。現在注目されているのが、システムエンジニア(SE)やプログラマー(PG)などの、「ITエンジニア」だ。既に数年前から、IT技術者の不足や、AI技術の進展によってこれまで人間が担っていた仕事がAIに取って代わられるなどの、IT分野における「2020年問題」が叫ばれている。
また、この9月に就任した菅首相は、総裁選の時点から「デジタル庁の新設」を最優先課題として位置付けており、「デジタル庁」は各省庁のデジタル化を推進する上で欠かせない存在となり、デジタル行政化を加速させていく意向だ。そして、デジタル庁によるIT化推進にあたり、民間の協力も得ていく方針を発表している。
そこで今回、株式会社RaiseTechは、全国20代・30代の社会人を対象に、「withコロナ時代の副業とデジタル庁の新設」に関する調査を実施したとのことだ。
■新型コロナウイルスが与えた収入への影響と今後の不安
「withコロナ時代となり、今後の収入に不安はありますか?」と質問したところ、実に7割以上が『非常に不安(29.0%)』『やや不安(43.7%)』と、今後の収入に『不安がある』と回答した。新型コロナウイルス感染拡大によって、今後の収入に不安を覚える人は非常に多いことが伺える。
■不安の払拭のために講じている対策とは?
新型コロナウイルスの感染拡大以前から、政府主導の「働き方改革」の一環として、副業の解禁に踏み切った企業もあるだろう。そういった企業に勤めている人を中心に、この機会に副業を始めている人が増加しているのかもしれない。
一方で、副業をしていない人は、どのような理由で副業をためらっているのだろうか。
■“デジタル庁”の詳細は知っている?期待することとは
役割を知っている人からの回答は、
・『マイナンバーカードの普及推進、活用(27.8%)』
・『地方行政のIT化推進(22.7%)』
・『携帯電話料金の引き下げ(20.0%)』
・『医療、教育、税金など各種行政のIT化推進(16.8%)』
・『政府の情報システムの刷新(15.9%)』
・『IoT、AIなどを活用した政府横断的な取り組み(11.5%)』
・『サイバーセキュリティの強化(11.1%)』
・『政府統計、行政データの有効活用(9.9%)』
・『官民の働き方改革推進、テレワークの定着推進(8.5%)』
・『ITでの国際競争力強化(6.6%)』
・『IT分野の人材確保、育成強化(6.0%)』
という結果となった。
「デジタル庁」の新設によって期待することとは?
・『携帯電話料金の引き下げ(29.4%)』
・『サイバーセキュリティの強化(17.5%)』
・『医療、教育、税金など各種行政のIT化(17.3%)』
・『地方行政のIT化(15.7%)』
・『マイナンバーカードの活用(15.4%)』
・『政府の情報システムの刷新(12.9%)』
・『官民の働き方改革、テレワークの定着(12.0%)』
・『IoT、AIなどを活用した政府横断的な取り組み(11.5%)』
・『政府統計、行政データの有効活用(10.7%)』
・『ITでの国際競争力強化(9.7%)』
・『IT分野の人材確保、育成強化(8.4%)』
支出に直結する『携帯電話料金の引き下げ』や、『サイバーセキュリティの強化』『医療、教育、税金など各種行政のIT化』が進むことを期待している人が多いようだ。
■今後必須の分野は“IT分野”!でも勉強は難しい?
今後IT分野に関する勉強をしたいという人が多いようだが、一方で、『勉強していたが途中で挫折した』という人も約4人に1人いることから、初心者には難解極まりない専門知識が必要なIT分野の勉強は、そう簡単にはいかないことも伺える。
■こんな今だからこそアクションを起こすべきこととは?
経済にも大きな影響を及ぼしているwithコロナ時代の今だからこそ、『副業による収入源の確保』や、『スキルアップのための勉強』を始めて、この難局を乗り越えるべきと考えている人が多いことが分かった。
今の時代こそコレをすべき!
【副業による収入の確保・投資による収入の確保】
・柔軟な働き方や稼ぎ方を自分の責任で見つける必要がある時代になったと感じるから(30代/男性/栃木県)
【副業による収入減の確保】
・これからは企業にしがみつかず、自分の力で収入を得られるようになる必要があるため、スキルアップとしての副業をするべきだと思う(20代/女性/千葉県)
【スキルアップのための勉強・成長が期待できる分野の勉強・消費行動の活性】
・経済活動を活性化できるよう、自分も稼いでいきたい(30代/女性/東京都)
・自分の市場価値を高めないと勝ち残っていけないと思うから(30代/男性/島根県)
【投資による収入の確保・スキルアップのための勉強】
・お金を増やし運用していくことが必要だと思うから(20代/女性/石川県)
などの回答が寄せられた。
調査概要:「withコロナ時代の副業とデジタル庁の新設」に関する調査
調査期間:2020年10月9日(金)~2020年10月11日(日)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,119人
調査対象:全国20代・30代の社会人
モニター提供元:ゼネラルリサーチ