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NTTデータ、AIを活用したITシステムの異常検知機能のサービス化に向けた検証を開始へ

NTTデータ先端技術はAIを活用したITシステムの異常検知機能のサービス化に向けた検証を2020年11月より開始すると発表した。
本検証では、AIを用いた異常検知に伴う運用自動化を目的とし、統合運用管理ソフトウエア「Hinemos」と、NTTアドバンステクノロジ株式会社の多数のメトリクスによる異常検知が可能なNTT研究所技術「DeAnoS(ディアノス)」を用いた「AI異常予兆検知ソリューション」、ブレインズテクノロジー株式会社の、さまざまな業種での豊富な導入実績を強みとする「Impulse(インパルス)」の2つのAI基盤を活用し、高度な故障予兆検知や要因分析に基づいた当該障害の自動復旧を検証する。

具体的には、「Hinemos」にて収集したITシステムのサーバー機器やネットワーク機器のあらゆるメトリクスをAI基盤と連携、メトリクスの相関を検出して正常時の状態と比較することで、より複雑な故障予兆検知や早急な故障要因分析を目指す。また、復旧に伴いUI操作が必要な範囲は、NTTアドバンステクノロジのRPAツール「WinActor」をHinemosの「WinActor管理機能」と連携することで自動化を実現する。NTTデータ先端技術は本検証結果に基づき、2021年度上期を目途に、「Hinemos」のAIを活用した異常検知導入支援サービスの提供を目指すとのことだ。

■背景

昨今、ITシステムの分野においても、デジタル技術を活用した業務の自動化・効率化が期待されている。しかし、ITのオープン化に伴い、複雑化・大規模化するシステムから得られる情報は多種多様にわたり、それらを基にした異常検知は人手の判断や単純な判定での実現が困難になっている。こうした中で、NTTデータ先端技術では、統合運用管理ソフトウエアである「Hinemos」により収集・蓄積したITシステムのさまざまなメトリクスやログに対してAI技術を活用し、運用業務の効率化と自動化といったAIOpsの実現に取り組んできた。このような背景のもと、より高度な異常検知機能のサービス化の実現を目指し、「Hinemos」とAI基盤の連携による、故障予兆検知と要因分析にフォーカスを当てた検証を行ったとのことだ。
出典元:プレスリリース

■検証の概要

統合運用管理ソフトウエア「Hinemos」がもつ「監視機能」では、収集したデータから未来予測値や変化量の算出を行い、将来的な異常予測や普段と異なる挙動を可視化できた。今回の検証では、Hinemosが収集したITシステムのサーバー機器やネットワーク機器のあらゆるメトリクスをAI基盤と連携、メトリクスの相関を検出して正常時の状態と比較することで、より複雑な故障予兆検知や早急な故障要因分析を目指す。

AI基盤には、多数のメトリクスを用いた異常検知が可能なNTTアドバンステクノロジの「AI異常予兆検知ソリューション」と、さまざまな業種での豊富な導入実績があるブレインズテクノロジーの「Impulse」に対応する。事前検証として、「Hinemos」の収集・蓄積したデータをAI基盤と連携することで、ユースケースを限定した故障予兆検知と要因分析が可能であることを確認。例として、Webサーバーのスローダウンに対し、関連するネットワーク機器とほかのサーバーのリソース情報を活用して早期に故障予兆の検知を行う/システム全体のリソース情報を使い、予期せぬレスポンス低下の要因となる機器を簡易に特定することなどが可能になるとのことだ。

今回の検証では、「Hinemos」の異常検知機能のサービス化に向け、ユースケースの拡大と、検知した障害の自動復旧の運用効率化・自動化の実現を確認する。自動復旧の運用効率化・自動化については、ユーザーの判断無しにただちに実行するものと、ユーザーの承認をワークフローに組み込んだものを対象に行う。また、復旧に伴いエクセルに情報記入やWebサービスへの操作といったUI操作が必要な範囲は、NTTアドバンステクノロジのRPAツール「WinActor」をHinemosの「WinActor管理機能」と連携して自動化を実現する。
出典元:プレスリリース
検証期間
2020年11月1日~2021年3月31日(予定)

サービス化予定
2021年度上期(予定)

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