NEC、インターポールが実施するオンライン形式のサイバー犯罪捜査演習を支援

NECは、国際刑事警察機構(以下、インターポール)主催のサイバー犯罪捜査演習「Digital Security Challenge(デジタルセキュリティチャレンジ)」において、演習シナリオの作成や解析対象となるデータの開発などを支援し、本演習の開催に貢献したと発表した。本演習は、50ヶ国のサイバー犯罪捜査担当官や科学捜査の専門家を対象に、2020年10月12日から16日の5日間、オンライン形式で実施された。

本演習は、インターポール加盟国警察のサイバー犯罪捜査能力の底上げを目的としており、これまで2016年、2017年および2018年にシンガポールで開催された。第4回目となる本年は、New Normalに対応した取り組みとしてオンライン形式で開催され、アジア地域のみならずヨーロッパ、アフリカ、中東、南米など50ヶ国から100名がリモートで参加した。NECは、インターポールとサイバーセキュリティ対策の分野で提携しており、今回の演習支援はこの提携に基づくものだという。

NECは、グループ会社であるセキュリティ専門企業のサイバーディフェンス研究所と共に、演習シナリオの作成、マルウェア感染端末など解析対象となる機器のデータの開発、演習用解析環境の提供、演習当日の運営支援などに取り組んだ。さらに、犯罪に使用されたドローンのフォレンジック調査やファイルレスマルウェアの解析など、最新のテーマに関する技術提供も行った。

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