SDGs特化型「逆公募プロポーザル」サービスが開発
2020/11/11
株式会社スカラは、業務提携を発表した株式会社Public dots & Company(以下、PdC社)との共創事業として、SDGs特化型「逆公募プロポーザル」サービスを開発し、提供を開始したと発表した。
■「逆公募プロポーザル」サービスとは
■開発の背景ならびに同社としての意義
・立ち上げから事業化までの「リスク」をすべて負担することが困難。
・表面的な課題は見つかるものの、「真の課題」が個社単独で突き止められない、確信が持てない。
・PoC(実証実験)パートナーの選定において、既存事業とのコンフリクトやその調整コストが高い。
・課題の仮説と検証がスピーディーに求められる段階での、柔軟なIT開発リソースの不足。
こうした背景から、今回のサービスでは、自治体とのリレーションによってそれらの課題を解決するとともに、IT開発に強みを持つ同社の人的支援および資金的支援によって新規事業における大企業の「リスク」を最小化する。素早い仮説検証、繰り返しのPoCの実現など、大企業は失敗のリスクシェアリングを行うことで、新規事業立ち上げが促進されるとのことだ。同社としては、新規事業が成功した際に共同事業として継続することで事業領域を拡大させる、もしくはキャピタルゲインを得るとともに、新規事業を支えるITソリューションをSaaS/ASPで提供することでストックビジネスを積み上げていく予定だという。
■自治体DXとの親和性
【CO-DOおよび逆公募プロポーザルを利用した官民共創の想定(例)】
・行政の電子化を進めたい自治体とそれらをスピーディーに開発したい企業をマッチングし、同社のソリューションとともに共同開発。
・MaaS(Mobility as a Service)やCASE(Connected/Autonomous/Shared & Services/Electric)など「移動」の高度化を新規事業として実施したい企業と、高齢者の日常の「移動」に課題を抱える自治体を繋ぎ、IT開発を含めた実証実験を実施。
・少子化、医療体制に課題を抱える自治体と、小児科・産婦人科遠隔医療相談サービスをマッチングさせて住民のQOLを向上。