「在宅ワークカオスマップ2020」が公開

株式会社コールナビが運営する在宅コールセンター「コールシェア」は、在宅ワークカオスマップ 2020年版を作成し、発表した。

■「在宅ワークカオスマップ 2020年版」の作成の背景

昨今の新型コロナウイルスの流行によるテレワークの普及から、国内では在宅での仕事を可能とするサービスや求人が増えている。今回、コールシェアでは、多種多様な在宅ワークサービスの内、完全在宅可能なサービスや求人を取り扱っているサイトをまとめ、カオスマップを作成した。カオスマップでは49種のサービスを9つのジャンルに分けて、掲載している。
出典元:プレスリリース

■「在宅ワークカオスマップ 2020年版」の考察

1.ワーカースキル
全体として特化したスキルが無くても、始められるものが多く普及しており、本カオスマップ内では15のサービスがスキル不要で始められる仕事となっている。主婦向けの仕事は空いた時間でも働けるよう、スキルが不要なデータ入力やアンケートがほとんどだ。また、近年話題となっているポイ活も誰でもすぐに始められるため、非常に数多くのポイ活サイトが登場している。スキル不要で始められる分野の在宅ワークは、求職者からの需要も高まっているため、更に広がりを見せていくと考えられるという。

一方で、専門スキルを要する仕事は、ジャンルの幅が広がってきており、持っているスキルを更に活かせるような仕事サイトが増加している。ライターやデザイナーなどの専門職系だけでなく、自分の得意なことを商品として販売できるスキル販売系のサイトも注目を集めている。スキル販売系のジャンルは多岐に渡っており、一般的なオフィスワークから、資格やライフスタイルの悩み相談、生活にまつわるサポートなど様々だ。

また、専門職系の中には初心者向けの内容もあり、経験が浅くてもチャレンジできるようになったことで、以前と比べ業務開始のハードルも下がっている。仕事のジャンルもスキルも、自由な選択ができるようになったと言えるとのことだ。

2.必要機材
エンジニアやライター・デザイナーは、パソコン上での作業が必要になるケースが多い。しかし、最近は、スマートフォンでメールを打つ感覚で記事作成ができる仕事も増えている。スマートフォンの機能拡充に伴い、これまでパソコンでしかできなかった作業が、スマートフォンに移行している傾向も見られる。主にネット販売のジャンルは、スマートフォンアプリで完結できるサービスが普及し、2019年時点で国内利用者数3,375万人と年々増加している。アプリをインストールすれば、スマートフォン一つで商品を販売することができ、発送・入金までアプリ内で完結する手軽さが特徴だ。

また、コールセンター業界でも在宅化が推進され、パソコンやインターネットが無くても作業ができるような環境構築が進んでいる。 在宅ワークという言葉が浸透した現在、在宅ワーク求職者にとってはどれだけ手軽に始められるかが重視されているようだ。

今回、在宅ワークカオスマップを作成した結果、勤務時間の縛りが無く、手軽に開始することができるサービスが多く普及していることが明らかとなった。在宅であるという前提に加え、求職者はいかに柔軟な働き方ができるのかに焦点を置いていると考えられる。今後は、コロナ以前よりも在宅ワーク求職者のニーズに合わせたサービスの提供が求められるとのことだ。

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