日立グループ、デジタル化の課題に向き合う「DX Smart Lounge Osaka」を開設
■背景
■詳細
「DSL Osaka」は、顧客とのオープンイノベーションの場として、対話を通じて、変革のビジョンを語り合い、課題を考え、豊富な経験やノウハウを事例と共に提供し、協創により変革を実現することを目的にしているという。これまで日立システムズが培ってきたITの技術力と、現場のプロフェッショナルである顧客の知見を掛け合わせることで、新たな価値を創造し、変革のビジョンを実現する。具体的には、現場業務のデジタル化およびデータ利活用に役立つ、工場設備からのデータ収集や手書き書類の自動認識といったツールを活用した、現場データと基幹システム(ERP)との連携ソリューションを展示している。また、技術継承や業務効率改善のための組立ナビゲーションシステムや3Dトレーニングサービスなど、実際の動作を体験できるデモ環境も用意されており、変革のビジョン実現に向けたイメージをより明確に抱けるとのことだ。
さらに、変革のビジョン実現を裏付けるスキルの習得を目的に日立システムズグループのエンジニアに対して実施しているデジタル人財の育成についても公開することで、安心感と期待感の醸成に取り組んでいる。具体的には、生産ラインの保全技術習得のために開発されたミニチュアラインをはじめ、実際の製造現場に近い作業環境や実機による実践的な教育・訓練を通じて、現場データの利活用や設備故障の予兆管理など、関西や東海地区の製造現場を中心に活躍する社内のデジタル人財の育成を図る。2015年に東京に開設した技能開発訓練施設「Technical Skills Development Center(TDC)」と教育コンテンツを連携することで、品質向上のための技術教育に加え、新事業分野での卓越したスキルと資格をもつエンジニアの育成に注力する。