Sansan、Fringe81社との資本業務提携を発表

Sansan株式会社は、Fringe81株式会社への第三者割当に応じ資本業務提携を行ったと発表した。

本提携により、Fringe81が提供するコラボレーション改善クラウド「Unipos」と法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」との連携を通して相互サービスの価値向上を目指すことを検討し、さらにFringe81が有するインターネット広告領域に関するノウハウを活かして、Eight事業における広告配信システムを強化することを目指す。これらの取り組みにより、両社の中長期的な事業価値の最大化を目指すという。なお、本件におけるSansanの出資金額は1.6億円。

■資本業務提携の理由及び内容について

同社は、「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションに掲げ、クラウド名刺管理サービスを中心とする事業展開を行なっている。法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」では、交換した名刺をデータ化し、社内に共有することで、人脈の管理や活用ができるようになる。また、いつでも同僚にSansan上で連絡が取れたり、名刺交換の実績から社員の人脈の強みを可視化できる、同僚コラボレーションという機能を通して、ユーザー企業の組織の活性化に貢献してきた。また、名刺アプリ「Eight」では、Eightのビジネスネットワークを活かした広告配信を行うことにより、BtoBの商材であっても、的確な購買層に届けることができる広告配信を行うことができる。

Fringe81は、ピアボーナスというこれまでになかった新しい仕組みで、従業員一人ひとりの貢献を見える化し、組織課題の解決に向き合ってきた。特に、コロナ禍において、従業員同士の顔が見えず、企業が組織のコミュニケーション課題を感じている中においては、企業の連帯を強めるための大きな役割を担っている。そして、同社が創業以来手掛けてきた、主力事業であるインターネット広告領域においては、秀でた技術的知見や事業開発力を有している。

今回の資本業務提携を基に、両社はSansanとUniposの機能連携および、Eightの広告配信システムの強化を検討していくとのことだ。

■両社コメント

Fringe81株式会社 代表取締役CEO 田中 弦
「今回の、Sansanとの資本業務提携を嬉しく思います。以前より、SansanにはUniposのサービスをご利用いただいており、Uniposの提供価値や今後の構想をご評価いただき大変ありがたいです。SaaS企業の先駆者であるSansanから学ぶ機会を活かしながら、両社のプロダクト連携や共同マーケティングなど、強固なパートナーシップを推進し、企業価値のさらなる向上につとめて参りたいと思っております。
この度、Sansan社との資本業務提携により、当社のビジネスはさらに加速できると信じています。」

Sansan株式会社 取締役/Sansan事業部 事業部長 富岡 圭
「今回の、Fringe81との資本業務提携を嬉しく思います。当社は『出会いからイノベーションを生み出す』というミッションのもと、人と人のつながりを起点に、社会に新しい価値を提供してきました。今回のFringe81との提携により、同社の持つUniposや広告配信のノウハウを当社事業に活かし、さらなる価値提供を目指します。
また、当社が有する、BtoB SaaSビジネスにおける、マーケティングやカスタマーサクセス、セールスなどのノウハウをFringe81に積極的に提供することで、同社の事業価値の最大化に貢献できるものと考えています。今回の資本業務提携が、共に大きな成長ができるきっかけになればと考えています。」

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