ブロックチェーンを活用し3DCGデータ等の大量保存・2次創作・2次流通・販売ができるWEBサイトが開発
2020/12/7
株式会社PocketRDは、ブロックチェーンを活用し、3D技術を活用したアートワーク等、CG創作物全般(以降3Dデータ)の大量保存、2次創作、2次流通、販売が可能となるWEBサイト「Pocket collection」を開発したと発表した。
そこでPocketRDは、世界中のアーティストの3Dデータの権利をブロックチェーン技術(事頁参照)で保護し、不正利用摘発の検知の仕組みも用意。2次創作、2次流通においても権利を管理し、利益分配を行え、多くのクリエイターによりブラッシュアップされることで、クリエイティブの価値をさらに高めることが可能なプラットフォームを構築した。このエコシステムの提供により、機械やAIには真似の出来ない人間だけができる創造、クリエイティブが生まれることが期待できるとのことだ。
また、同社が特許を取得した不正検知機能も搭載。3次元著作物において「どのように権利を主張するか」を特定する基盤技術だ。データの構造やモーションに創意工夫がある場合、それらの特徴点を抽出し、権利の主張点として特定、権利保護基盤内にある特徴点が類似している著作物を自動探索する基盤技術を実装し、健全なマーケット構築を目指すという。
Pocket collection(β版)では、参加できる人数を限定(100名)して実証実験を行い、機能やサービスの改善に役立てたいと考えているという。
■Pocket collectionの主要機能
1.ブロックチェーン(権利保護、権利流通)
2.プロジェクトマネジメント
登録クリエイターへの直接のコミュニケーション機能を搭載。クローズドの環境も作れるため、機密保持も可能。
3.大容量ストレージ
クリエイターの使いやすさを設計したストレージ。ブロックチェーンを活用した創作履歴管理も搭載。先行サービスより料金も安価に設定。自分の作品の制作進行管理、他者との共同作業も行える。
4.マーケットプレイス
先行サービスの売買取引手数料は30~60%と高額。Pocket collectionは売買取引手数料を安価に設定することで、さらなる取引の活性化を図る。
5.不正検知機能(特許第6726417号)
3次元著作物において「どのように権利を主張するか」を特定する基盤技術。データの構造やモーションに創意工夫がある場合があり、それらの特徴点を抽出し、権利の主張点として特定し、権利保護基盤内にある特徴点が類似している著作物を自動探索する基盤技術を実装する。