ブロックチェーンを活用して蒸留酒の樽を売買・保有・管理できるサービスが発表
2021/1/7
レシカとジャパンインポートシステム(JIS)は、蒸留酒の樽管理サービス「UniCask」の運営のため合同で株式会社UniCaskを設立。「UniCask」は2021年春から利用開始予定と発表した。
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■背景
また、2010年では5兆円後半だった世界でのウイスキー年間売上も毎年約5%ずつ順調に成長しており、2020年は新型コロナウイルスの影響で減少に転じたものの、2023年には10兆円を超える見込みだという。
しかし、蒸留酒市場における成長とは裏腹に、蒸留酒を樽で保管したまま(年代物として価値を上昇させる状態)での売買や保有などは、知り合い同士や限られた地域などの小さなコミュニティのみでしか行われておらず、一般のコレクターや愛飲家では非常に難しく、実質的に不可能だった。また既存の書類によるアナログな管理方法では、蒸留所内での保管の管理や樽の所有者を確認するための処理が煩雑であるため、製造した蒸留酒の樽の保有者や売買の履歴を管理することが難しく、日本の蒸留所の樽を海外のコレクターや愛飲家が購入することもほぼ行われていなかったとのことだ。