Wi-Fi電波でユーザーの室内を監視するホームセキュリティシステムが発売へ

Origin Wireless Japan株式会社は、ホームセキュリティシステム、Hex Homeの発売を発表した。

Hex Homeホームセキュリティシステムは、Hex Command(据え置き型の親機)、Hex Sense(コンセントに直接さす子機)という2種類のデバイスを設置し、Wi-Fi電波によりユーザーの室内を監視するサービスだ。人が動くとWi-Fi電波の反射が変化するので、Hex Homeは、この電波変化を計測し、何か有意な動きが検出されるとユーザーに通知するという仕組み。ユーザーは、Hexアプリを通じて室内での動きをリアルタイムで(かつ過去履歴も)確認でき、サイレンを鳴らしたり通知をカスタマイズしたりできる。

米国本社Origin Wireless, Inc.の創業者兼CEOのレイ・リュー博士は、「長い間、ホームセキュリティ業界では複雑で高価なハードウェアが使われてきました。私たちは、Hex Homeを通じて、最先端の独自技術によりホームセキュリティをシンプルで安価なサービスへと再定義していきます。」と述べている。

Hex Homeを使えば、ユーザーは誤報に悩まされることはないという。AI技術を駆使した10段階の感度レベルを設定することで、ペットの動きや機械的な動きをフィルタリングできるからとのことだ。このデジタル感度の設定機能は、Wi-Fiセンシングを使ったセキュリティであるHex Homeだからこそ実現できるという。これには、Wi-Fiセンシングを用いたOrigin Wireless AIを活用。これは、標準的なWi-Fiプロトコルに30以上の特許に支えられた高度な信号処理技術を適用して、周囲の動きを詳細に検知する仕組みだ。

Hex Homeは、これまでのホームセキュリティシステムと異なり、少ない機器で広範囲をカバーする。Hex Command1台とHex Sense1台の基本セットで60㎡程度の広さまで監視することができる。(Hex Senseを増やせばより広い範囲を監視可能)カメラを使用しないので、プライバシーに対する心配もないという。短時間でセットアップが可能で、簡単に設置ができ、死角がなく、柔軟性がありながらも、本格的なホームセキュリティとしての十分な安心感が得られる。

Hex Homeホームセキュリティシステムは、2021年春に、一般向けに販売開始する予定だ。24時間365日の監視サービスは月額980円(税抜)で、サービスに必要なデバイス基本セットは18,000円(税抜)。

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